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ラグビー強豪国の呼び方を知っておこう【なるほどな~!こりゃ勉強になるわ】

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ラグビー強豪国の呼び方を知っておこう【なるほどな~!こりゃ勉強になるわ】

 

ラグビーはワールドカップも行われる世界中で人気のあるスポーツです。

 

そして、ラグビー強豪国ニュージーランドは『オールブラックス』、我らがラグビー日本代表は『ブレイブ・ブロッサムズ』など、それぞれの国には独自の愛称やニックネームがあります。

 

それらはどういう意味や由来があるのか知っていますか?

 

この記事では、ラグビー界における階級制度である「ティア」や、世界ランキングに基づいた強豪国の順位や特徴、そして各国代表チームの呼び方とその由来について紹介します。

 

 

ラグビー強豪国の呼び方とその由来は!?

 

ラグビー各国代表チームには、それぞれ独自の愛称やニックネームがあります。

 

これらの呼び方は、その国の文化や歴史、動物や植物などに由来しています。

 

我らが日本代表のライバル国や関係の深い国を見ていきましょう。

 

ニュージーランド代表『オールブラックス』

ニュージーランド代表は『オールブラックス』と呼ばれています。

 

これは見た目の通り、彼らが着用する全身黒色のユニフォームに由来しています。

 

オールブラックスという呼び方は、1905年にイギリスで行われた初めての海外遠征で生まれたと言われています。

 

また、当時の新聞記者が「彼らは全員がバックス(後衛)のように素早く走る」と書いたことが「彼らは全員がブラックス」と誤植されたという説や、「彼らはオールバックスだ」と書いたことが「彼らはオールブラックスだ」と誤読されたという説などがあります。

 

いずれにせよ、この呼び方はその後定着し、現在では世界的に有名な愛称となっていますよね。

 

 

南アフリカ代表『スプリングボクス』

南アフリカ代表は『スプリングボクス』と呼ばれています。

 

これは、南アフリカに生息する小型のシカの一種であるスプリングボックに由来しています。

 

スプリングボックは、驚くと高く跳ねる習性があり、その姿がラグビー選手の動きに似ているということから、この呼び方がつけられました。

 

南アフリカ代表は1906年にイギリスで行われた初めての海外遠征で、スプリングボックのエンブレムをつけたユニフォームを着用しました。

 

その後、この呼び方は南アフリカの国民的なシンボルとなり、アパルトヘイト(人種隔離政策)が廃止された後も変更されることはありませんでした。

 

 

イングランド代表『レッドローズ』

イングランド代表は『レッドローズ』と呼ばれています。

 

これは、イングランドの国花である赤いバラに由来しています。

 

赤いバラは、15世紀にイングランドで起きた王位継承戦争である「薔薇戦争」で、赤いバラを紋章としたランカスター家と白いバラを紋章としたヨーク家が争ったことに由来しています。

 

この戦争は1485年に終結し、ランカスター家のヘンリー7世が王位につきました。

 

その後、赤いバラはイングランドの象徴となり、ラグビー代表チームもこの呼び方を使うようになりました。

 

 

アイルランド代表『シャムロック』

アイルランド代表は『シャムロック』と呼ばれています。

 

これは、アイルランドの国花であるクローバー(三つ葉)に由来しています。

 

クローバーは、5世紀にアイルランドでキリスト教を広めた聖パトリックが、三位一体の教義を説明する際にクローバーの葉を使ったという伝説があります。

 

その後、クローバーはアイルランドの守護聖人である聖パトリックの象徴となり、アイルランドの国花とされました。

 

ラグビー代表チームもこの呼び方を使っていますが、実際にはクローバーではなくシャムロック(四つ葉)のエンブレムをつけています。これは、四つ葉が幸運をもたらすという信仰からです。

 

 

ウェールズ代表『レッドドラゴンズ』

ウェールズ代表は『レッドドラゴンズ』と呼ばれています。これは、ウェールズの国旗に描かれている赤い竜に由来しています。

 

赤い竜は、6世紀にウェールズ王国の王であったヴォーティガンが築いた城の地下から発見されたという伝説があります。

 

この伝説では、赤い竜と白い竜が互いに戦っており、赤い竜が勝利したことがウェールズ人の勝利を予言したとされています。

 

その後、赤い竜はウェールズの象徴となり、ラグビー代表チームもこの呼び方を使うようになりました。

 

 

オーストラリア代表『ワラビーズ』

オーストラリア代表は『ワラビーズ』と呼ばれています。

 

これは、オーストラリアに生息する小型のカンガルーの一種であるワラビーに由来しています。

 

ワラビーは、オーストラリアの先住民であるアボリジニの言葉で「跳ねるもの」という意味があります。

 

オーストラリア代表は1908年にイギリスで行われた初めての海外遠征で、ワラビーの毛皮をつけたコートを着用しました。

 

その後、この呼び方は定着し、現在では世界的に有名な愛称となっています。

 

 

日本代表『ブレイブ・ブロッサムズ』

ラグビー日本代表は『ブレイブ・ブロッサムズ』と呼ばれています。

 

これは、日本の国花である桜(サクラ)に由来しています。桜は、日本の美意識や文化に深く根付いており、春の訪れや命の儚さを象徴しています。

 

ラグビー日本代表は、2012年にこの呼び方を正式に採用しました。桜の花びらが勇敢に散っていく姿が、日本代表の果敢なプレーと重なるということからです。

 

「散っていく」…、という表現はある意味マイナスな気もしますが、「勇敢に」というところを強調したいですね。

 

 

関連記事

はじめてラグビーに興味を持った人が最初に疑問に感じてしまうこと…、それはラグビー日本代表なので外国人選手が多いことです。

 

え?なんで!?」「今のうちに理由が知りたい!!」そう思ったのなら下記の記事をチェックしてみてくださいね。

 

www.loscluza12.net

 

 

 

ラグビー界における階級制度「ティア」とは?

 

ラグビー界において、各国代表チームはその強さや伝統に応じて、「ティア1」「ティア2」「ティア3」の3段階に分けられています。

 

この「ティア」は世界ランキングとは異なり、ほとんど変動することがなく、テストマッチ(国際試合)の組み合わせやワールドカップのシード権などに影響を与えます。

 

ティア1(ラグビー強豪国)10ヵ国

世界のラグビーにおいて、最上位に位置するグループが「ティア1」です。

 

南半球のNo.1を決める「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」に参加する4ヵ国と、北半球のNo.1を決める「シックスネーションズ」に参加する6ヵ国が「ティア1」と呼ばれています。

 

これらの国々は世界のラグビーをリードする伝統国であり、ワールドカップでは常に優勝候補として挙げられます。

 

・ニュージーランド(オールブラックス)

・南アフリカ(スプリングボクス)

・イングランド(レッドローズ)

・アイルランド

・ウェールズ(レッドドラゴンズ)

・オーストラリア(ワラビーズ)

・フランス(レ・ブルー)

・アルゼンチン(ロス・プーマス)

・スコットランド

・イタリア

 

ティア2(ラグビー中堅国)13ヵ国

ラグビーワールドカップに出場できる力はあるものの、プール戦(予選)を突破して決勝トーナメントに進出するまでの実力は備えていないという、ラグビー中堅国が「ティア2」です。

 

ティア2は13ヵ国ありますが、その中でも「日本」「フィジー」「ジョージア」がティア1に最も近いといわれています。

 

・日本(ブレイブ・ブロッサムズ)

・フィジー(フライング・フィジアンズ)

・ジョージア(レロス)

・トンガ(イコレ・タヒ)

・サモア(マヌ・サモア)

・アメリカ(イーグルス)

・カナダ(カナディアンズ)

・ウルグアイ(ロス・テロス)

・ポルトガル(オス・ロボス)

・ルーマニア(シパイ)

・ロシア(ベアーズ)

・スペイン(ロス・レオネス)

・ナミビア(ウェルウィッチャス)

 

 

ティア3(ラグビー発展国)110ヵ国

まだ「ティア2」ほどの実力はないものの、ラグビーの発展が期待されている国々が「ティア3」です。

 

ティア3は「Development One」と「Development Two」の2つに分類されています。その内訳は以下の通りです。

 

Development One(デベロップメントワン)9ヵ国

・香港

・韓国

・ブラジル

・チリ

・ベルギー

・ドイツ

・ジンバブエ

・ケニヤ

・コートジボワール

 

Development Two(デベロップメントツー)101ヵ国

ヨーロッパ

・アゼルバイジャン

・アルメニア

・アンドラ

・イスラエル

・ウクライナ

・オーストリア

・オランダ

・ギリシャ

・クロアチア

・スイス

・スウェーデン

・スロベニア

・セルビア

・チェコ

・デンマーク

・ノルウェー

・ハンガリー

・フィンランド

・ブルガリア

・ボスニアヘルツェゴビナ

・ポーランド

・マルタ

・モナコ

・モルドバ

・モンテネグロ

・ラトビア

・リトアニア

・ルクセンブルク


アメリカ諸国

・英領バージン諸島

・エクアドル

・エルサルバドル

・ガイアナ

・キュラソー

・グアテマラ

・ケイマン諸島
・コロンビア
・コスタリカ

・ジャマイカ

・セントルシア

・セントビンセント・グレナディーン

・タークス・カイコス諸島

・ドミニカ共和国

・トリニダード・トバゴ

・ニカラグア

・パナマ

・バハマ

・パラグアイ

・バルバドス

・バミューダ

・ベネズエラ

・ペルー

・ホンジュラス

・マルティニーク

・メキシコ

 

オセアニア

・アメリカ領サモア

・クック諸島

・ソロモン諸島

・タヒチ

・ニウエ

・バヌアツ

・パプアニューギニア



アジア

・アラブ首長国連邦

・ウズベキスタン

・カタール

・キルギスタン

・シンガポール

・スリランカ

・タイ

・パキスタン

・フィリピン

・マレーシア

・モンゴル

・ラオス

・レバノン

 

 

アフリカ

・ウガンダ

・エジプト

・エズワティーニ

・ガーナ

・カメルーン

・ザンビア

・セネガル

・タンザニア

・チュニジア

・トーゴ

・ナイジェリア

・ブルンジ

・ボツワナ

・マダガスカル

・マリ

・モーリタニア

・モーリシャス

・モロッコ

・ルワンダ

 

まとめ

 

この記事では、ラグビー界における階級制度である「ティア」や、世界ランキングに基づいた強豪国の順位や特徴、そして各国代表チームの呼び方とその由来について紹介しました。

 

これらの知識を持っておけば、ラグビー通としてラグビー観戦や会話が楽しくなることでしょう。ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

 

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