ラグビーで一番きついポジションってどこなんでしょうかね?
2019年には日本でW杯が開催され大いに盛り上がり、2023年9月にはフランスでラグビーW杯が開催されます。
実際どのポジションが一番きついのか、色々な知識を頭に入れてから試合を見ると断然面白くなります。
本記事では、ラグビーで一番きついポジションなどについて解説をしていきます。
ラグビーで一番きついポジションは!?
ラグビーは1チーム15人となっており、それぞれポジションが定められていますが、ラグビーで一番きついポジションとなると『最前線で体を張って屈強な相手と対峙するフォワード』だと思います。
プレイヤー15人のうち、8人がフォワードとして攻撃陣形を組んでいます。
フォワードの中でもさらにポジションは分かれるのですが、その中でもさらにきついとなると、フッカー、プロップ、ロックのフォワード前列5人衆でしょう。
これらのポジションはトライを決めるためのロングランはもちろんのこと、スクラムの中心となる瞬発力やパワーも必要とされます。
とりわけ、フォワードの中の中列に該当するロックはスクラムの際に、ロックをかける、つまり鍵をかけるということから由来されています。
スクラムにおいては前列よりも後列の押し込む力が重要とされています。またロックはラインアウト時には高く飛んでボールを奪うこともあり、体格も求められます。
2019年のラグビー日本代表でもロックは大和魂を持った外国人選手が占めていました。
トンプソンルーク選手やビンピー選手がそうですね。どの選手も身長は190cm近くあり、トンプソンルーク選手に至っては196cmです。
それだけパワーや瞬発力はもちろんのこと、体格も求められるポジションということですね。
こちらの記事では、ラグビーの各ポジションについて説明していますのであわせてお読みくださいね。
フォワードのまとめ
・スクラム
・ラインアウト
・プレーの起点
スクラム
スクラムは、8人対8人の押し合いになるので、1番プロップ、2番、フッカー、3番プロップの前列3人にとても負荷がかかってきます。小生のような素人が前列にいると一発で首の骨が折れると思いますよ…。
4番・5番のロックが、スクラムを支える軸の役割となってバランスを取ります。
6番・7番のフランカーと8番のナンバーエイトは、比較的足が速くて走れるポジションとなります。
ラインアウト
また、ラインアウトはタッチラインから出たボールをコートの中に投げ入れるプレーです。
ラインアウトは、基本的にはフッカーがボールを投げ入れて、ロックがジャンパーとなってボールを取りに行きます。
ロックは、背が高い人が多いポジションなので、相手よりも高い到達点で味方のフッカーが投げたボールをキャッチします。
ラインアウトは、チーム独自のサインプレーがあるので、どこにボールを投げるか、誰がボールを取るのか、どんなタイミングなのかと色々な作戦が練られています。
プレーの起点
ラグビーのフォワードは、プレーの起点となることが多いポジションなので、フォワードが強いチームは試合を有利に進めることができます。
スクラムで優位に立っている状況であれば、ミスをして相手ボールのスクラムから開始されても再びボールを奪い返す可能性が高いのです。
そうすると、味方はミスを恐れずに積極的なプレーをすることができます。ちょっとしたことに思えますが、ラグビーはメンタルも左右される繊細なスポーツでもあるのです。
ラインアウトにおいては、たとえ相手ボールであっても、味方が相手よりも背が高ければボールを奪う可能性が高くなります。
ということは、相手はボールをタッチに蹴り出すプレーも不用意にできなくなるわけで、自分のチームが有利に立てるわけですね。
以上、ラグビーの試合の性質上、フォワードが強いと圧倒的に試合を優位に進められるということであり、その分、フォワードはきついポジションとも言えます。
こちらの動画で迫力あるフォワードのプレーをご覧ください。
ラグビーで他にもきついポジションはあるの?
ラグビーでは、フォワードが一番きついポジションと説明しましたが、もちろん他にもきついポジションはあります。
ラグビーはとにかく走る上にコンタクトもあるので、スポーツの中でもきついスポーツです。
ですので、全部がきついポジションと言ってしまえばそれだけなのですが、上記以外のきついポジションも紹介してきます。
・フランカー
フランカーはフォワードの中でも最後列の両サイドに位置するポジションです。フランカーは攻守に渡って重要な役割を果たしており、ピッチの中を駆け回ります。
スピードとフィジカルの両方が求められるポジションであり、このフランカーこそが一番きついという人もいますね。
フランカーは2019年でいうと、日本代表のキャプテンを務めたリーチ・マイケル選手のポジションです。
・フルバック
きついと言われると体力的にきついと思われますが、精神的や頭脳的にもきついポジションもあります。
それはラグビーのポジションの中でも最後列に位置するフルバックです。フルバックはサッカーで言うところのゴールキーパー的な役割もあります。
相手チームがロングキックを仕掛けてきた時には正確にキャッチをしないと、一気にトライを決められてしまうことがありミスは許されません。
また、雨風の場合には天候も加味した上で最後列を守る必要があります。他にもボールを取った時には素早くロングキックでの蹴り返し、超ロングランによってゲインなど、
フルバックを起点としたビッグプレーも起きることがあります。
それだけ気の抜けないという点では、フルバックもきついポジションと言えるでしょう。
まとめ
ラグビーは、体と体の激しいコンタクトの連続なので、スポーツの中でも最もきついジャンルに入ります。
そして、その中でもフォワード前列は特にきつく、ロックはラグビーのポジションの中でもきついとされています。
ただ、ラグビーというスポーツ自体がきついので、きついポジションは他にもあります。
フォワード後列のフランカーもそうですし、最後列のフルバックは頭脳や精神的にもきついポジションです。
これらのポジションの性質を考えた上でラグビーを見るとさらに面白いですよ。
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