湿度90%って…どうにか下げられないの?
湿度が高い梅雨時はもちろんですが、寒い冬でも洗濯物を室内干ししたり、暖房機によっては湿度が高くなってくることがあります。
快適に過ごせる湿度は50~60%なのですが、湿度が高いと部屋の至る所にカビが生えたり、カビがウヨウヨする空気を吸ったりで、体に悪影響を及ぼしてしまいます。
本記事では、90%まで上がった湿度の下げ方や、なぜ湿度が高くなるのか解説していきます。
空気の流れで部屋の湿度を下げる方法
部屋の湿度が90パーセントに達すると、ベトベトした体感でなんとも不快な空間になってしまいます。
まずは、簡単に湿度を下げる方法を見ていきましょう。
窓を開けて換気する
簡単に湿度を下げる方法は、窓やドアを開けることです。室内外の空気の交換が行われ、湿度の高い空気が外に逃がされます。
特に、部屋の対角線上にある窓を開けると、より効率的に空気が動きます。
例えば、南向きの窓と北向きのドアを同時に開けることで、部屋を通る風が生まれ、湿度が下がりやすくなります。
まず、毎日定期的に窓を開けて空気を入れ替えることから始めましょう。部屋が一番湿気を感じる時間帯に合わせて、この習慣を取り入れることが重要です。
但し、注意点としては、梅雨時期で外部も湿度が高い時に換気してしまうと、湿度の高い空気を室内に取り入れてしまって逆効果になります。
続いて、窓を開けて換気が出来ない場合の対策を見ていきましょう。
湿度対策に扇風機やサーキュレーターを活用する
梅雨のような湿度が高い時期に窓を開けてしまうと逆効果になるので、その場合は扇風機やサーキュレーターの使用が効果的です。
これらの機器を使うことで、外からの新鮮な空気を室内に取り込み、湿気を含んだ空気を外に押し出すことができます。
例えば、 サーキュレーターを洗濯物の近くに設置すると、空気が循環し、洗濯物の乾燥時間が短縮されます。これは、特に湿度70%以上になった時期にとても役立ちます。
もし、まだ扇風機やサーキュレーターが無ければ、ぜひ一度使ってみてください。
ちなみにこちらのサーキュレーターは、見た目もカワイイく性能もソコソコですので、気になったらチェック!!
湿度対策でエアコンの除湿機能を使う
部屋の中がジメジメしていると、カビが生えてきますし、酷い状態になると体にも悪影響を及ぼします。
二つ目の方法は、エアコンの除湿機能を使うことです。
エアコンの除湿機能とは、部屋の空気から水分を取り除く機能のことです。
除湿モードにすると、エアコンが部屋の空気を吸い込んで、水分を冷やして水に変えます。
その水は、エアコンの下にあるドレーン管(排水管)から外に出ていき、その結果、部屋の空気は水分が少なくなって、湿度が下がります。
エアコンの除湿機能を使うことで部屋の湿度を下がり、体が涼しく感じたり、カビが生えにくくなったりしますよ。
湿度90%の部屋は危険です【部屋干しは要注意!!】
梅雨の時期や寒い冬の間、どうしても部屋干しをしてしまうことありますよね。
しかし、その部屋干しこそが室内湿度を高める一因となっているんです。
というのも、洗濯物から蒸発する水分が部屋中に広がり、湿度が上昇。特に梅雨時には晴れ間が少なく、洗濯物を干し続けることが多いため、一日中高湿度の状態が続くことに…。
例えば、アナタが梅雨の日にリビングで洗濯物を干しているとしましょう。その結果、部屋の湿度が90パーセント近くに達することも珍しくありません。
部屋干しはとても便利ですが、室内の湿度を不快なレベルまで高めてしまう可能性があるため、注意が必要です。
どうしても部屋干しする際は湿度を下げる工夫を
部屋干しによる高い湿度を解決するためには以下の具体的な対策があります。
洗濯物を干す際は、除湿機、乾燥機、エアコンなどを使用しましょう。また、湿度を吸収する消臭剤などを活用することで、湿度の上昇を抑えることができます。
部屋干しによる湿度の上昇は避けられない問題ですが、適切な対策を講じることで、快適な室内環境を保つことが可能です。
逆に対策を全くしないと、カビやダニを発生することになってしまい、衣類にダメージを与えたり、最悪健康にも悪影響が…。
東京ガスの調査でも明らかになっているので、部屋干しをする際は必ず湿度を下げる対策をしてくださいね。
「室内干し頻度が高く、結露・カビの発生率の高い2つのグループが認められた。」
また、湿度の高い部屋で発生したカビが原因で皮膚病になることも…。
下記の渋谷スクランブル皮膚科のサイトでも警告しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
「皮膚にガサガサや赤みを生じる原因としてカビ(真菌)の感染があります。」
【ダニの温床…布団のダニを撃退】
まとめ:湿度90%の部屋は体にも悪いから換気対策をしよう
梅雨の時期、寒い冬の時期は、室内干しの機会が増えたり、暖房器具の影響で部屋の湿度が一気に高くなることがあります。
湿度が高いと様々な悪いことが起こってしまいます。
部屋中にカビ・ダニが発生してしまい、そのカビが飛び散る空気を吸ってしまい、気管支にダメージを与えたり、カビが皮膚に付着して皮膚病を患ってしまうこともあります。
健康維持のためにも、部屋の湿度を快適な50~60%に維持できるよう、適切に換気対策をするようにしましょう。