ドラゴンクエストを知らない人はいないんじゃないかと言われるぐらい、日本を代表するRPGゲームシリーズです。
その世界観には、さまざまな地名が登場しますが、それらにはどのような由来や元ネタがあるのでしょうか?
今回は、ドラクエに出てくる地名の由来について徹底的に調べてみました。
本記事では、ロトシリーズ(ドラクエⅠ~Ⅲ)、天空シリーズ(ドラクエⅣ~Ⅵ)、そして最新作のドラクエⅪについて、それぞれの地名の意味や背景を紹介していきますのでぜひ最後までお付き合いください。
ドラクエの地名の由来は!?なるほど…と思わずうなずくネーミングを紹介
ドラクエは、ロトシリーズ、天空シリーズなどで分けられているのでそれぞれで地名の由来をみていきましょう。
ちなみに小生は、初代ファミコンでプレイした世代です。
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ドラクエ:ロトシリーズの地名の由来
ロトシリーズは、ドラクエシリーズの原点とも言える作品です。その中で登場する地名は、主にヨーロッパや中東の地名をモデルにしています。
また、実在する地名をヒントにして命名したものも多くあります。以下では、ロトシリーズの代表的な地名について、その由来や元ネタを解説していきます。
アレフガルド
ドラクエⅠの舞台となる地です。アレフガルドという名前は、始まりを意味する「アレフ」と、地名を意味する「ガルド」を組み合わせたものです。
ドラクエシリーズの始まりの地として相応しい名前ですね。
ローレシア
ドラクエⅡの主人公の故郷です。ローレシアという名前は、実在したと言われる太古の超大陸であるローレンシア大陸やローラシア大陸をモデルにしたものです。
ローレシアは、ドラクエⅡの世界のほぼ半分を占める大陸です。
ムーンブルク
ドラクエⅡの仲間の一人であるムーンブルクの王子の故郷です。
ムーンブルクという名前は、英語の「月」(moon)とドイツ語の「城」(burg)を組み合わせた造語です。
ムーンブルクは、月の光に照らされた美しい城として描かれています。
サマルトリア
ドラクエⅡの仲間の一人であるサマルトリアの王女の故郷です。
サマルトリアという名前は、出会いを意味する「サマル」と、ラテン語やギリシャ語で数字の3を表す「トリア」を組み合わせたものです。
ドラクエⅡでは、主人公と仲間2人が出会い仲間になるRPGなので、サマルトリアという名前には深い意味があります。
ロンダルキア
ドラクエⅡのラスボスであるハーゴンとシドーが待ち構える魔王の城がある島です。
ロンダルキアという名前は、行き着くまでにとても長い洞窟を抜けるので、「飽きるだろ」をひっくり返して「ろだるきあ」にしたという由来と、イタリアにあるロンバルディア州からという説があります。
ロンダルキアは、ドラクエⅡの最大の難所として知られています。
ちなみにロンダルキアと聞くと、近藤真彦のヒット曲「アンダルシアに憧れて」が頭に浮かぶのは小生だけでしょうか…?
アリアハン
ドラクエⅢの主人公の故郷です。アリアハンという名前は、ハワイの旧都ラハイナ(Lahaina)をアナグラムにしたものと、アーリア人の「アーリア」と、中央アジアの君主の称号である「ハーン」を組み合わせたものという2つの説があります。
アリアハンは、ドラクエⅢの世界の中でも特に南の方に位置する島国です。
ロマリア
ドラクエⅢの世界の中央に位置する国で、ロマリアという名前は、ローマとイタリアを組み合わせた造語です。
ロマリアは、ドラクエⅢの世界の中でも最も文明が発達した国として描かれています。
ロマリアの王は、ロトの血を引く者を探すために、世界中に勇者の証である六つのオーブを送り出しました。
ダーマ
ドラクエⅢの世界の東に位置する神殿ですね。ダーマという名前は、サンスクリット語で仏教における「法」の意味です。
ダーマ神殿は法の神殿であり、冒険者たちの職業を変えることができる転職の神殿でもありますね。
また、ダーマ神殿の地下には、裏世界への入り口が隠されています。
ジパング
ドラクエⅢの世界の東の果てに位置する国です。ジパングという名前は、日本の古い呼び方です。
ジパングは、ドラクエⅢの世界の中でも最も東にある国として描かれています。
ジパングは、日本の文化や風景が反映された国として描かれており、忍者や花火、温泉などが登場します。
また、ジパングには、ロトの紋章の一つである太陽の紋章が隠されていますし、ジパングを歩いている時のBGMも個人的に大好きです。
ドラクエ:天空シリーズの地名の由来
天空シリーズは、ドラクエシリーズの中でも特に人気の高い作品です。
その中で登場する地名は、主にヨーロッパや中東、アジアの地名をモデルにしています。
また、実在する地名や歴史的な人物の名前をもじったものも多くあります。
以下、天空シリーズの代表的な地名について、その由来や元ネタを解説していきます。
バトランド
ドラクエⅣの主人公の故郷です。バトランドという名前は、英語の「戦闘」(battle)と「国」(land)を組み合わせた造語です。
バトランドは、ドラクエⅣの世界の中でも最も西にある国として描かれています。
バトランドは、主人公が戦士として修行する国として描かれており、魔物との戦闘が多い国です。
サロナ
ドラクエⅣの仲間の一人であるサロナの故郷です。
サロナという名前は、スペインの都市であるサラゴサ(Zaragoza)をもじったものです。
サロナは、ドラクエⅣの世界の中でも最も南にある国として描かれています。
サロナは、サロナの父親が統治する国として描かれており、美しい花や果物が豊富な国です
ブランカ
ドラクエⅣの仲間の一人であるブランカの故郷です。
ブランカという名前は、英語の「白」(white)とスペイン語の「白」(blanca)を組み合わせた造語です。
ブランカは、ドラクエⅣの世界の中でも最も北にある国として描かれています。
ブランカは、雪に覆われた国として描かれており、ブランカの母親が統治する国です。
ちなみにブランカと聞くと、ゲーム『ストリートファイター』に出てくるブラジルの怪獣ブランカも頭に浮かんじゃうんですよね。
エンドール
ドラクエⅣの世界の中央に位置する国です。エンドールという名前は、英語の「終わり」(end)と「金」(gold)を組み合わせた造語です。
エンドールは、ドラクエⅣの世界の中でも最も栄えた国として描かれています。
エンドールは、大きな城と広場、そして賑やかな市場がある国として描かれており、エンドール王が統治する国です。
エンドールでは、様々なイベントが開催されます。例えば、カジノやコロシアム、そして結婚式などです。
ミントス
ドラクエⅤの主人公の故郷です。ミントスという名前は、英語の「ミント」(mint)と「国」(os)を組み合わせた造語です。
ミントスは、ドラクエⅤの世界の中でも最も西にある国として描かれています。
ミントスは、主人公の父親であるパパスが統治する国として描かれており、緑豊かな国です。
サラボナ
ドラクエⅤの仲間の一人であるサラボナの故郷です。サラボナという名前は、スペインの都市であるサラマンカ(Salamanca)をもじったものです。
サラボナは、ドラクエⅤの世界の中でも最も南にある国として描かれています。
サラボナは、サラボナの父親であるサンチョが統治する国として描かれており、陽気な国です。
グランバニア
ドラクエⅤの仲間の一人であるグランバニアの故郷です。
グランバニアという名前は、イタリアの都市であるグランバッサーノ(Granbassano)をもじったものです。
グランバニアは、ドラクエⅤの世界の中でも最も東にある国として描かれています。
グランバニアは、グランバニアの父親であるレオナルドが統治する国として描かれている豪華な国です。
ゴートランド
ドラクエⅤの仲間の一人であるゴートランドの故郷です。ゴートランドという名前は、スウェーデンの島であるゴットランド(Gotland)をもじったものです。
ゴートランドは、ドラクエⅤの世界の中でも最も北にある国として描かれています。
ゴートランドは、ゴートランドの父親であるヘンリーが統治する国として描かれており、寒い国です。
ゼノシア
ドラクエⅤのラスボスであるミルドラースが待ち構える魔王の城がある島です。
ゼノシアという名前は、英語の「異質」(xeno)と「地域」(sia)を組み合わせた造語です。
ゼノシアは、ドラクエⅤの世界の中でも最も遠くにある島として描かれています。
ゼノシアは、魔物たちが住む島として描かれており、人間は入ることができません。
アルカパ
ドラクエⅥの主人公の故郷です。アルカパという名前は、ペルーの都市であるアレキパ(Arequipa)をもじったものです。
アルカパは、ドラクエⅥの世界の中でも最も西にある国として描かれています。
アルカパは、主人公の兄弟であるテリーとミレーユが住む国として描かれており、山岳地帯にある国です。
ムドー
ドラクエⅥの仲間の一人であるムドーの故郷です。ムドーという名前は、英語の「泥」(mud)と「国」(do)を組み合わせた造語です。
ムドーは、ドラクエⅥの世界の中でも最も南にある国として描かれています。
ムドーは、ムドーの父親であるムドー大王が統治する国として描かれており、泥にまみれた国です。
フェアリーレ
ドラクエⅥの仲間の一人であるフェアリーレの故郷です。フェアリーレという名前は、英語の「妖精」(fairy)と「国」(le)を組み合わせた造語です。
フェアリーレは、ドラクエⅥの世界の中でも最も東にある国として描かれています。
フェアリーレは、フェアリーレの母親であるフェアリーレ女王が統治する国として描かれており、妖精たちが住む国です。
メダル王の城
ドラクエⅥの世界の中央に位置する城です。メダル王の城という名前は、メダル王という人物が住む城ということです。
メダル王は、ドラクエⅥの世界の中でも最も裕福な人物として描かれています。
メダル王の城は、メダル王が収集したメダルや宝物がある城として描かれており、メダル王は、冒険者たちにメダルを集めることを依頼します。
デスパレス
ドラクエⅥのラスボスであるデスピサロが待ち構える魔王の城がある島です。
デスパレスという名前は、英語の「絶望」(despair)と「国」(es)を組み合わせた造語です。
デスパレスは、ドラクエⅥの世界の中でも最も遠くにある島として描かれています。
デスパレスは、魔物たちが住む島として描かれており、人間は入ることができません。
ドラクエⅪの地名の由来
ドラクエⅪは、ドラクエシリーズの最新作です。その中で登場する地名は、主にヨーロッパや中東、アジアの地名をモデルにしています。
また、実在する地名や歴史的な人物の名前をもじったものも多くあります。以下では、ドラクエⅪの代表的な地名について、その由来や元ネタを解説していきます。
デルカダール
ドラクエⅪの主人公の故郷です。デルカダールという名前は、アイルランドの都市であるダブリン(Dublin)をもじったものです。
デルカダールは、ドラクエⅪの世界の中でも最も西にある国として描かれています。
デルカダールは、主人公が勇者として育った国として描かれており、緑豊かな自然や牧場がある国です。
グレン
ドラクエⅪの仲間の一人であるグレンの故郷です。グレンという名前は、アイルランド語の「谷」(glen)という単語から来ています。
グレンは、ドラクエⅪの世界の中でも最も北にある国として描かれています。
グレンは、グレンが戦士として修行する国として描かれており、雪や氷に覆われた国です。
まとめ
ドラクエに出てくる地名の由来を紹介しました。
ドラクエの地名は、実在する地名や歴史的な人物の名前をもじったものや、英語やスペイン語などの言語を組み合わせた造語などが多くあります。
ドラクエの地名には、それぞれに意味や背景があり、ドラクエの世界観を豊かにしています。
ボクがドラクエを初めてプレイしたのは、確か1986年で37年も前なんですね。
今でもドラクエウォークをプレイしてるので、ドラクエには相当お世話になっています。
これからもどんどん出てくるドラクエの世界をもっと楽しみましょうね。
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