ようやく梅雨も明け、プールに行ける!!海に行ける!!・・・とも言い切れない時代です。
それでも甥っ子、姪っ子ら、子どもたちにプールへ連れて行けと言われる季節です。
今回は、毎年ニュースになる『プール熱』について深堀してみたいと思います。
夏風邪とはちょっと違うので要注意なんです。
原因、症状、予防法などあらかじめ知っておけば、慌てず対処ができますからね。
- プール熱の下痢はやっかいです【原因・症状・予防法を解説します】
- プール熱の原因は?!
- プール熱の感染経路は?!
- プール熱の症状は?!
- プール熱の予防法はこれだ
- プール熱以外の腹痛の原因もあります
- まとめ:ちょこっと対処法
プール熱の下痢はやっかいです【原因・症状・予防法を解説します】
早速ですが、プールに行った後に起こる下痢・・・、やっかいですよね。
下痢の原因は、単純に体や腹が冷えたとかではなく、プール熱の可能性があるので要注意です。
プールや海で泳ぐ機会が増えるこの時期、お腹が痛くなったり、お腹を下したり、そんな経験一度はありませんか?
プールに入ったあと、お腹が痛いという症状はなぜ起こってしまうのか?!
プール熱の原因は?!
プール熱の原因は、読んで字のごとし、プールに関する病気です。プールの水を介して感染すると言われているので「プール熱」と呼ばれています。
アデノウイルスというウイルスが原因の感染症です。
別名、咽頭結膜熱ともいいます。
潜伏期間は5~7日間です。
通常は、梅雨の時期6月ぐらいから徐々に増えはじめます。その後、7~8月頃をピークに、10月まで流行ると報告されています。
ただ、アデノウイルスは夏だけでなく1年中活動しているので、夏以外の季節も要注意です。
特に、幼児から学童にかけての小さい子どもがかかりやすい病気です。
小生のような大人がプールに入って下痢するケースは、おそらくプール後のビアーの飲みすぎ、冷房の効きすぎた車で寝てしまうことも考えられます・・・。
プール熱の感染経路は?!
感染の経路として、まず一つは咳、くしゃみといった飛沫によって感染する飛沫感染があげられます。
そして、2つ目にタオルや飲み物の共有といった接触感染によって感染します。また、塩素濃度の管理が行き届いていないプールに入ることでも感染が起こる可能性もあります。
プール熱の症状は?!
プール熱の主な症状は、結膜炎、咽頭痛、発熱の3つと言われています。
ただ、3つの症状が全て現われず、1つだけ、2つだけの症状だけの場合もあります。 急な発熱、咽頭炎といった、のどの痛みの症状が出てきます。
結膜炎となれば、目の充血、痛み、目ヤニ、かゆみ、光を敏感に感じたり、涙が止まらなくなる症状も報告されています。
この他には、「腹痛、下痢」の症状ですね。
これらプール熱の症状はおよそ3日から5日程度続きます。基本的にはきちんとした対処法をしておけば、大事には至りませんが、まれに肺炎など重症化することがあるので注意が必要です。
もし、プール熱の症状が出てしまったら、絶対無理をせず、学校・仕事は休み、感染を広げさせないようにすることが大事です。
万が一、プールのあとに腹痛や発熱、のどが痛いなどの症状が出た場合には、すぐに病院に行きましょう。
プール熱の予防法はこれだ
プール熱の原因であるアデノウイルスは、感染力が非常に高く、手指や飛沫を介して感染します。
ですので、手洗い、手指消毒、うがい、身の回りの消毒を行うことがとても重要です。
ちなみにプール熱の症状が治まって、完治した!!といってもまだまだ安心はできません。
一般的に、咽頭は1週間~2週間、便からは1ヶ月ほど、ウイルスを排出し続けると言われています。
ですので、まわりの人に2次感染させないよう注意が必要となります。
以下、プール熱の予防法を箇条書きにしたのでぜひ参考にしてみてください。
・自分、または家族が感染してしまったら、できる限り接触は避けましょう
・とにかく、こまめに手洗い・手指消毒・うがいを行いましょう
・ウ〇チにもウイルスがいるので出した後は、しっかり手洗い・手指消毒をするようにしましょう
・タオルなどの共用は避けて、一回使ったら新しいものに替えましょう
・ドアノブ・手すりといった、不特定多数の人が触る箇所は、できるだけこまめに消毒しましょう(次亜塩素酸ナトリウム等がおすすめ)
・プールから出たら、しっかりとシャワーを浴びてプールの水を洗い流し、目をよく洗い、うがいをしましょう
プール熱以外の腹痛の原因もあります
単純に冷たいプールの水に弱い人もいます
冷えに弱い人ですね。実は、小生もそうですが、お腹が冷えると下痢になりやすい人は、プールに入ると下痢になりやすいのです。
プールから出た後、すぐに身体を渇かさずにいると、簡単に体が冷えてしまいます。
プールから上がった後は、すぐにタオルで水をふき取り、着替えた後はお腹が冷えないよう別のタオルでお腹にあてがったり、万全にするにはカイロで温めることもアリです。
プールの水を飲んじゃった
冷えには強い、ストレス性でお腹を壊すタイプでもなければ、いつの間にかプールの水を飲んでしまった可能性も考えられます。
実際、小生の甥っ子もそうでしたが、泳いでいる時にうっかりプールの水を飲んでますし、本人はそれほど気にしていません・・・。
「プールの水は飲むなっ!!」としか言えませんよね。
まとめ:ちょこっと対処法
最後にまとめます。
・プールの水は飲むな
・プールから上がったらすぐシャワーを浴びて着替えてお腹は温めましょう
・目を洗い、うがいし、消毒しましょう
・タオルや飲み物など共用はやめましょう
といったところです。
ちなみに、プール熱の原因であるアデノウイルスをやっつける薬は、今のところないそうです。
病院に行くと、プール熱の症状に合わせて、薬が処方されるとのこと。
発熱すれば、解熱剤、
のどが痛ければ、うがい薬・トローチ
目が真っ赤になれば、目薬
などなど。
とにかく、プール熱の症状が出たら病院に行って、安静に体を休め、しっかりと水分をとる!!
それでは快適な夏休みを!!