秋冬の風邪やインフルエンザ予防だけでなく、新型コロナウイルス感染予防のためにマスクを着用する機会が増えました。
しかし、自分の口臭も気になる人も増えたのではないでしょうか?
口臭は吐き出す息のニオイであり、マスクをしていると呼気が蒸散されずにマスク内にとどまり、必然的にニオイを感じやすくなります。
相手の口臭が気になる人もいるようです。マスクによって口臭が強くなるのではなく、もともとの口臭が気になった結果といえます。
口臭の根本的な対策は「細菌のすみかである歯垢・歯石・舌苔を除去する」「虫歯や歯周病を治療する」「乾燥させない」の3点ですが、具体的に何をすればよいのかまとめてみました。
マスクしても口臭はバレるのか?油断せずにきちんと対策しよう
結論から言いますと、マスクをしていても口臭が酷いとバレてしまいます。
マスクはくしゃみ時などの飛沫を防ぐものであり、ウィルスや口臭はマスクのスキマから素通りしてしまいます。
会社の上司が顔を近づけて話しかけてきた時、キツイ口臭に気づいた経験ありませんか?
ですので、マスクをしていても口臭を防ぐことはできませんので、根本的な対策と予防が必要となります。
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マスクに頼らず口臭を予防するには
マスク着用による口臭の悪化というよりは、もともと口の中に原因があることが多いのです。
口臭の根本的な対策は、冒頭でお伝えした通り、
・細菌のすみかである歯垢・歯石・舌苔を除去する
・虫歯や歯周病を治療する
・口の中を乾燥させない
の3点です。
やはり、しっかり歯磨きをして口腔内の食べかすを除去し、歯垢や歯石が付着しないようにすることです。
歯磨きする時間や場所がない場合は、せめてうがいをしましょう。
「くちゅくちゅ」と音が出るくらい、強めに歯に水をぶつけるようにうがいしましょう。気休め程度ですが、しないよりはマシといえます。
舌の汚れである舌苔もうっすら白っぽい程度であれば問題ありませんが、表面のつぶつぶが隠れるくらい汚れている場合はケアした方がよいです。
ただ、舌の表面は傷つきやすいので、舌ブラシ(または軟らかい歯ブラシ)を使用し、軽い力で行います。
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一方向にかき出すようにし、少しずつ横に移動して3回程度かき出しましょう。1日1回、起床時に行えばよく、過度なケアは逆効果になります。
口の中が乾燥しないよう、少しずつ水分をとりましょう。噛むことで唾液の分泌が促
されるので、ガムを噛むのもおすすめです。
口呼吸になる場合は鼻呼吸を意識して行うと口の中が乾きにくくなります。
歯磨きをしていても歯垢や歯石を完全に取り除くのは不可能なので、定期的に歯科でキレイにとってもらうのも大切です。
その際、虫歯や歯周病になっていないか、かぶせ物が腐食していないか等もチェックしてもらいましょう。
虫歯によってできた穴に食べかすがたまり、菌が繁殖して口臭が発生する原因になります。
歯周病の場合、歯周病菌自体が硫化水素やメチルメルカプタンという、腐った玉ねぎのようなニオイのするガスを発生させるためです。
かぶせもの(金冠・クラウン)も注意が必要です。古くなって穴が開いたり、すきまができたりすると汚れがたまりやすくなり、口の中が不潔になって口臭がすることがあるのです。
食後やヤニによる口臭も対策しましょう
食べると口臭がきつくなるといえば、ニンニクが有名ですね。
ニンニク料理を食べた後はリンゴを食べるとよい、と聞いた方もいらっしゃるかもしれませんが、リンゴを食べるより牛乳を飲む方が口臭対策になると言われています。
牛乳の脂肪分がニンニクのニオイ成分を溶かしてニオイを軽減する可能性があると科学的に証明されつつあるそうです。
にら、ねぎ、らっきょうでも同様の効果が期待できます。
飲酒時の口臭対策は水を飲むことです。お酒を飲むとトイレが近くなることからも分かるようにお酒には利尿作用があり、脱水に傾きやすくなります。
結果、唾液も減少し口臭が強まるため、水分補給が有効なのです。
アルコールが体内でアセトアルデヒドに分解され、体内をめぐって肺から酒臭い息として排出され、完全に分解されるまで続きます。
水分補給するとアセトアルデヒドをすみやかに分解・代謝することができます。
たばこを吸った後はうがいをおすすめします。たばこの煙に含まれるタールやニコチンは水に溶けるので口臭軽減になります。
口臭がきつくなる原因
口臭には大きく分けて、生理的口臭と病的口臭があります。
生理的口臭は生活リズムや習慣、精神状態によって健康な人にも起こる口臭のことです。
起床時、最も強い口臭がするといわれています。空腹時にも口臭が強くなります。
加齢により歯がなくなったり、高血圧などの治療薬の副作用とあいまって口臭が強くなる場合などによる口臭の悪化や疲労時・緊張時に交感神経が優位になって唾液が減り、ネバネバした唾液になるので口臭が強くなります。
口呼吸によって唾液が減少することによる口臭、ホルモンの変化のよる口臭、たばこや酒、にんにくといった飲食物や嗜好品による口臭も生理的口臭の一種でニオイがきつくなります。
病気による病的口臭は、原因として最も多い歯周病のほか、歯垢・歯石、舌苔(ぜったい)、ひどい虫歯、唾液の減少、口腔がんなどによるものなどがあります。
全身疾患でも口臭の原因となることがあり、糖尿病や呼吸器系の気管支拡張症、肺がん、肺結核、肺腫瘍などの場合、アセトン臭(甘酸っぱいとかアルコールぽいといった表現されるニオイ)がします。
耳鼻科系だと扁桃炎、咽頭膿瘍、咽頭がん、副鼻腔炎・副鼻腔がんなどが原因だと、肉の腐ったようなニオイがします。
肝硬変や肝臓がん、腎臓の機能低下による腎不全ではアンモニア臭がします。トリメチルアミン尿症では魚の腐ったようなニオイがします。
また、珍しい例ですが、実際には口臭がないにも関わらず、口臭が他人に迷惑をかけているのではないかと思い悩む心理的口臭があります。
まとめ
口臭はマスクで防げるものではありません。
口臭は相手に不快感を与えるだけでなく、歯周病菌が糖尿病を悪化させ、歯周病の人は糖尿病患者であることが多いといった全身に悪影響を及ぼすことがあります。
普段から口の中をきれいに保つことを心がけて、定期的に歯医者に通院し、1年に1回はしっかりと健康診断を受けて健康を心がけましょうね。
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