私たちが身近に使っているものといえばお金ですよね。当たり前のように使っているそのお金ですが、2024年に20年ぶりに一新されることになります。
お札が変わるということはそうあることではないので、このようなことはとてもワクワクしますよね。
そんな新しいお札ですが、新千円札って一体誰だかわかりますか?
ここでは新千円札のモデルや、現紙幣の価値などについて解説をしていきます。
新千円札が誰だか知りたい!!
一新されるお札ですが、新千円札は誰になるのでしょうか?
はい、新千円札は北里柴三郎です。
ちなみに、五千円札は津田梅子、一万円札は渋沢栄一となります。どの人物も日本近代史にとって、大きな役割を果たした人物です。
今はそこまで話題になっていなくても、お札が実際に流通をし始めるときっと話題になることは多いでしょう。ではそんな新千円札の北里柴三郎について詳しく解説をしていきます。
北里柴三郎は、1853年生まれの日本の医学者、最近学者です。「細菌学の父」とも呼ばれるほどの実績がある、偉大な人物であり多くの功績を残しました。
北里柴三郎の功績は多くありますが、その中でも世界を変えたのが破傷風の治療です。破傷風は傷口から細菌が入り込むことによって、筋肉や神経が痙攣を起こす病気です。
当時は不治の病と呼ばれ恐れられていた破傷風ですが、北里柴三郎はこの破傷風の治療法を発見し多くの人の命を救いました。
またペスト菌の発見など、現代の医学の基礎発展にも大きく貢献をしました。現行の千円札は野口英世ですが、野口英世も医師や細菌学者として、医学の発展の力になった他たくさんの人の命を救いました。
そんな日本が生み出した偉大なる医学者がお札でバトンタッチをされるのは、なんだか胸が熱いですね。
タンス預金の現紙幣の価値はどうなるの?
新しい紙幣が流通をすると気になるのは現紙幣の価値ですよね。現紙幣をタンス預金にでもしておけば、数年後にもしかしたら価値が上がったりはしないのでしょうか?
結論から言えば、価値は上がることはほとんどありません。
それでは詳しく解説をしていきます。
現紙幣ですが、日本中に出回っている紙幣です。ですので、希少価値という意味ではほとんどなく、あくまでも額面以上のお値段になることはほとんどありません。
例えば、現紙幣の前で言うと、千円札は夏目漱石、そして五千円は新渡戸稲造ですね。一万円は前の紙幣でも福沢諭吉でした。現紙幣には2004年に変更になりましたが、この前の世代の紙幣は特に価値は上がっていません。
思い出として残しておくことはもちろん良いですが、価値が上がると期待はしないほうがいいでしょう。
しかし、ほとんどの場合は価値が上がらないということであり、稀に価値が上がる場合もあります。
それは『プレミア紙幣』の場合です。プレミア紙幣ですが、これは流通量が少ない年の紙幣であったり、紙幣番号がゾロ目やキリ番などの珍しい数字の場合です。
紙幣の発行は国の経済によって変わります。ですので、流通が少ない年というのは出てくるのですが、その年の紙幣の価値は相対的に上がります。
また、紙幣番号の両端にはアルファベットもあるのですが、このアルファベットがAで揃えられていたりZで揃えられていたりすると、最初と最後に作られたものになるのでプレミアの価値が上がったりします。
きちんとした状態での保存でしたら1.5倍ほどの価値になることもあります。このように旧紙幣はとっておいても価値はほとんど上がりません。
ただ旧紙幣というよりは、紙幣自体がプレミア紙幣の場合は価値が上がることもあるので、手元のお札をぜひチェックしてみてくださいね。
まとめ
新紙幣ですが、新千円札は北里柴三郎です。北里柴三郎は細菌学の父とも呼ばれる人物であり、破傷風の治療法の確立など、日本の医学会に大きな功績を残しました。
現行の紙幣ですが、タンス預金をしていても価値が上がることはほとんどありません。ただ、プレミア紙幣の場合は価値が上がることもあるので、自分の紙幣をチェックしてみましょう。新しい紙幣が流通されるのが、今から楽しみですね。