2023年9月にラグビーW杯がフランスで開催されます。
前回の日本大会は大きな盛り上がりを見せましたし、フランスでのW杯も楽しみにしている人は多いですね。
そんなラグビーですが、見る前にポジションの予習をしておきたいですよね。本記事では、ラグビーのポジションごとについて解説をしていきます。
ラグビーのポジションの決め方?体格・適正・能力別に決まる?
まずは手っ取り早く、下の画像をごらんください。
ラグビーは15人で1チームとなっており、フォワードが8人、バックスが7人で構成されます。
ラグビーは、1つ1つのポジションが専門化されており個々に能力が求められます。
そして、ラグビーはスポーツの中でも運動量が多く、きついスポーツとされています。
ポジションでもある程度体格が求められることも多く、結局は体格や適正、能力、全てが総合的に考慮されてポジションは決まります。
それでは、ラグビーのポジションについてそれぞれ解説をしていきます。
・プロップ(背番号1・3)
プロップはフォワードの中でも最前列、両サイドに位置するポジションです。
スクラムの際には最前列で敵チームのフォワードと組み合います。スクラムの要であり、スピード以上にパワーが求めれるポジションです。
日本代表でいうと、「笑わない男」稲垣啓太選手がこのプロップというポジションになります。
・フッカー(背番号2)
フッカーはフォワードの中心の位置です。スクラムハーフが投げたボールを脚で後ろに送ったり、ライアウトの際のスローワーを担うなどの役割があります。
スピードやパワーはもちろんのこと、ボールをうまく扱う器用さが求められます。
・ロック(背番号4・5)
ロックはフォワード中列に位置するポジションです。スクラムの際には後ろから押し込むパワーが必要な他、ラインアウトの時にはジャンパーも担当します。
ラグビーのポジションの中でも体格が求められるポジションであり、身長が190cmを超える大柄な選手が担当することが多いです。
・フランカー(背番号6・7)
フランカーはフォワード最後列の両サイドです。攻守に両面で必要なポジションであり、特に運動量が求められるポジションとなっています。
ボクが大好きな熱血ラグビースポコンドラマ『スクールウォーズ』の山下真司演じる滝沢賢治が名フランカー、そして川浜高校キャプテン森田光男もフランカーでしたね。
・ナンバーエイト(背番号8)
ナンバーエイトはフォワードのリーダー的存在、まさに司令塔となっています。プレーはもちろんのことながら、仲間に指示を送ることも多いので、総合的な能力が求められるポジションとなっています。
ボクが大好きな熱血ラグビースポコンドラマ『スクールウォーズ』の松村雄基演じる大木大助がナンバーエイトでした。
・スクラムハーフ(背番号9)
スクラムハーフはディフェンスの前列になりますが、実際にはピッチの上では中央らへんにいることが多いです。
スクラムの時にはボールを中に入れたり、後ろからボールを手で取り出す役割があります。
フォワードとバックスを結ぶポジションであり、状況に応じた判断力が求められます。
スクラムハーフと言えば、元日本代表の堀越正巳選手や田中史朗選手(ちなみに田中史朗選手はスクールウォーズ川浜高校のモデル校だった伏見工業出身です)、漫才芸人ナイツの塙宣之に似ている流大選手(ながれゆたか)が有名ですね。
・スタンドオフ(背番号10)
スタンドオフはスクラムハーフの後ろに位置します。こちらはバックスの中での司令塔的な役割があり、攻撃の起点になることも多いです。
ランからキック、パスも含めて総合的な能力が求められます。
ちなみにスタンドオフと言えば、『ミスターラグビー』の肩書を持つ平尾誠二氏ではないでしょうか。
残念ながら53歳という若さで死去されてしまいました。そして、平尾誠二氏もまた、スクールウォーズ川浜高校のモデル校である伏見工業出身です。
スクールウォーズでは四方堂亘演じる平山誠が、平尾誠二氏のモデルだったのも有名な話です。
・ウイング(背番号11・14)
ウイングはバックスの両サイドの選手になります。ウイングの最大の仕事はとにかくトライを決めることです。
ですので、チームの中でも最もスピードのある選手が担当することが多いポジションですね。
ウイングでは、日本代表の松島幸太朗選手が有名ですね。高校時代には、名門・神奈川県の桐蔭学園で全国制覇を成し遂げています。
・センター(背番号12・13)
センターはウイングに挟まれた中央の位置のポジションです。守備の際にはタックルで自陣を守る他、攻撃時にはウイングの走路を切り開くなどの役割があります。
・フルバック(背番号15)
フルバックは最も後方のポジションになります。ロングキックなどの際には確実にキャッチをする必要がありますし、また自陣からのキックやカウンターで攻撃の起点になることもあります。
このようにラグビーではポジションによる役割が決められており、選手の適正に合わせてポジションが決められます。
フルバックと言えば、やはり五郎丸歩氏が知名度バツグンでしょう。2020年に現役引退を発表しましたが、ゴールキック『五郎丸ポーズ』はラグビー経験者でない人もマネしていましたよね。
まとめ:ラグビーのポジションの決め方は体格・適正・能力が重要
ラグビーは1チーム15人であり、それぞれポジションの決め方には役割があります。それらは選手の体格や適正、能力などを総合的に判断して決められます。
プロップ、フッカー、ロック、フランカー、ナンバーエイト、スクラムハーフ、スタンドオフ、ウイング、センター、フルバックとポジションがあることがわかりましたね。
ラグビーの試合を見る時には、お気に入りの選手を見つけて、その選手が試合中にどのような動きやプレーをしているのか、ボールのないところではどのようなポジション取りをしているのかを追い続けるのも面白い観戦方法です。
ぜひラグビーのポジションを覚えて、試合を楽しむようにしてくださいね。
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