忘れた頃にやってくるのが国勢調査ですよね。色々と書く欄も多く、めんどくさいですが、大事なことですのでやらなくてはなりません。
そんな国勢調査ですが、中には勤め先を書きたくないという人もいるでしょう。そもそも個人情報ですし、なぜ支店や営業所まで書く必要があるのでしょうか?
・国勢調査に勤め先を書かないとどうなるの?
・そもそも国勢調査ってなんだっけ?
そんなお悩みや疑問を持つ方にぜひ読んで頂きたい内容になっています。それでは国勢調査について解説をしていきます。
国勢調査で勤め先を書きたくないけど無視しても大丈夫?
国勢調査は、大切な情報だとしても正直めんどくさいと感じる人もいるでしょう。大切な個人情報だからこそできるだけ書きたくないと思うかもしれません。
国勢調査ですが、無視であったり適当なことを書いて誤魔化しても良いのでしょうか?
結論から言えば、よくありません。
国勢調査は国民の義務として定められており、それは法律にも定められています。国勢調査は統計法という法律によって、虚偽がないように回答する義務が定められており、国勢調査を拒否すると50万円以下の罰金を課せられることがあります。
これは虚偽の回答をしても同様です。なので多少めんどくさくても国勢調査はしっかり書くようにしてください。
・勤め先を書かないのもダメ
・支店名、営業所名も書かないとダメ
ということになります。
また、国勢調査は今までは手書きでめんどくさかったですが、近年ではオンラインで回答ができる仕組みになっています。
スマホからでももちろん回答ができるようになっており、誰でも簡単に行うことができます。
大人一人の場合は5分もあれば終わるので、ポストに投函をする手間を考えたら、オンラインでできるようなりましょう。
国勢調査は、世帯で1枚という記入のとなっています。ですので、迷うのが例えば家族が介護施設に入っている場合ですね。
国勢調査の条件としては3ヶ月以上住所が変わっている場所で国勢調査を受けることになります。
家族が介護施設などで3ヶ月以上住所が変わっている場合は、別の用紙に書くことになります。
その場合は、介護施設にまとめて国勢調査用紙が届くので、家族が記入をするという形が取られます。
このように国勢調査で勤務先を書きたくなくても書かなくてはなりません。身近なことにも使われますが、国の将来にも関わることですので、しっかりと書くようにしてくださいね。
そもそも国勢調査って一体何?
国勢調査ですが、そもそも一体なんなのでしょうか?まずは国勢調査の説明についてしていきましょう。
国勢調査ですが、5年に1回行われます。国勢調査は日本の実態、情勢などの統計を取るために、外国籍の方を含めて全ての世帯の方に実施をされます。
日本で最も重要な統計ともいわれており、国民も協力する義務があります。国勢調査で集めたデータは今後の日本の情勢のもとになり、そこから様々な福利厚生や社会福祉を決める物差しとして扱われます。
他にも選挙区の決定や、地方交付税の決定など、私たちの生活の身近な範囲にまで影響を及ぼします。
また防災対策であったり、人口動態をもとに企業の出店情報に役立たれるなど、民間も利用をすることができます。
国勢調査の歴史は古く、最初に行われた国勢調査は1920年にまで遡ります。そこから5年ごとに行われ続け、2020年にはちょうど国勢調査を始めて100周年となりました。
国勢調査は日本だけで行われているわけではありません。世界ではアメリカや中国、韓国、ヨーロッパなどでも行われており、国勢調査での結果は国際的な国のレベルを位置付ける重要な指標となっています。
アメリカはとても広いですし、中国も人口はとてつもないので国勢調査もさらに大変そうですね。
こちらに国勢調査の歴史について書かれた書籍がありますので、もっと突っ込んで国勢調査について知りたい方はチェックしてみてくださいね。
まとめ
国勢調査は5年に1回行われる、日本で最も大事な統計調査です。国勢調査の結果は国の福利厚生や社会福祉、また選挙区や出店など様々なことに影響をします。
国勢調査は法律で定められており、無視をしたり虚偽の報告をしてはいけません。今はスマホなどを使って簡単に記入をすることができますし、すぐに終わります。
私たちの将来にも関わることですので、ぜひ国勢調査はしっかり協力するようにしてくださいね。