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「ん」から始まる苗字ってあるの?珍しい名前の由来とルーツは?

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「ん」から始まる苗字ってあるの?珍しい名前の由来とルーツは?

 

Yahoo!知恵袋で「ん」から始まる苗字があるのか調べてみたら、

 

 

この3つの名字があるらしいんですが、本当に存在するのか気になったので色々と調べてみました。

 

最後の方にも色々な情報があるので、ぜひ最後までご覧くださいね。

 

「ん」から始まる苗字ってあるの?実際に調べた結果

結論から言うと「ん」から始まる日本人の名字は、残念ながら存在しません。

 

日本語では、一般に「ん」は子音であり、母音を伴わないと発音できないえですし、下記の書籍、姓氏研究家・森岡浩さん監修【知っておきたい 日本の名字】で説明されています。

 

 

んから始まる名字は幽霊名字なの?

では、なぜ上記で紹介した「ん」から始まる名字があると出回っているのでしょうか?

 

実はコレ、ネット上で噂が噂を呼び、「実は「ん」から始まる名字があるらしいよ!!」→「実際にある!!」といつの間にか実在するようになってしまった名字を「幽霊名字」というそうです。

 

 

 

実在する珍しい名字

日本には知らなきゃ読めない難読名字があります。よく東大王クイズにも出題されることもありますが、ほんの一例を紹介します。

 

・四十物 (あいもの)

・春夏冬 (あきない、あきなし)

・五百旗頭 (いおきべ、いおきと、いおりべ、いほきべ)
・雲類鷲 (うるわし)

・小浮気 (おぶき、こぶけ、こぶき)

・一尺八寸 (かまづか、かまつか)

・雲母 (きらら)

・陸上 (くがうえ)

・源五郎丸 (げんごろうまる)

・左衛門三郎 (さえもんざぶろう)

・七五三 (しめ、なごみ)

・猩々 (しょうじょう)

・角大鳥居 (すみおおとりい、すみお)

・小鳥遊 (たかなし)

・奉日本 (たかもと)

・躑躅森 (つつじもり)

・栗花落 (つゆり)

・凸守 (でこもり)

・百々米木 (どどめき)

・明日 (ぬくい)

・五六 (ふかぼり、ふのぼり)

・八月一日 (ほずみ、はっさく、やぶみ、ほづみ)

・缶 (ほとぎ)

・御薬袋 (みない)

・薬袋 (みない、みなえ)

・神々 (みわ)

・武者小路 (むしゃのこうじ、むしゃこうじ)

・文珠四郎 (もんじゅしろう、もんじゅしろ)

・月見里 (やまなし)
・四月一日 (わたぬき)

 

また、「を」から始まる名字も、ほとんど見られませんが、一部の地域には存在します。

 

例えば、静岡県には「尾上」(をのうえ)という名字があります。

 

更には、沖縄県には「渡久地」(をぐち)や「渡嘉敷」(とかしき)という名字がありますが、これらは琉球語の発音に由来します。

 

日本人の名字の付け方の由来は?

日本の名字は、その起源と進化において多彩な歴史を持っています。

 

名字が初めて使用されたのは平安時代の中頃で、その当時、人々は自分たちが住む地名を名字として採用していました。

 

例えば、「山田」や「山口」のように自然地形にちなんだ名前や、「上村」、「西村」、「下村」のように地域内の位置を示す方位を用いた名字も見られました。

 

江戸時代には、庶民が公に名字を名乗ることは許されていませんでしたが、明治8年に施行された「平民苗字必称義務令」により、すべての人々が名字を持つことが義務づけられました。

 

これにより、現代のような名字と名前の組み合わせが一般的になりました。

 

また、名字には同じ読み方をする漢字が複数存在することがあります。

 

これは、かつて手書きで戸籍を記録していた記録役が誤って書いた漢字を、読める字としてそのまま採用してしまった結果とも言われています。

 

例えば、「宍戸」と「完戸」はどちらも「ししど」と読むことができ、また「高橋」の「高」「髙」、斉藤の「斎」「齋」「齊」など様々な書き方が存在します。

 

このように日本の名字は、地名、地位、歴史的な変遷など、様々な要素が組み合わさって成り立っています。

 

それぞれの名字には、その背景にあるユニークな物語が存在し、日本の文化と歴史を今に伝える重要な要素となっています。

 

まとめ:「ん」から始まる苗字はなかった

以上、ネット上では「ん」から始まる苗字が見つかったものの、実在はしていないことがわかりました。

 

日本人にはたくさんの名字があり、その中には難読でなかなか読めない名字も存在します。

 

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