メジャーリーグの試合を見ていると、ちょっと気になるのがメジャーリーグ選手がよくガムを噛んでいる姿です。
日本でもガムを噛んでる選手はいますが、それでもメジャーリーグ選手の場合は段違いにガムを噛んでいます。
どうしてメジャーリーグ選手はガムを噛むのでしょうかね?
本記事では、その背後にある理由と真実について解説をしていきます。
メジャーリーグ選手がガムを噛む理由について解説
まずは結論から言うと、「リラックスをして普段の実力を出す」ことに集中するためです。
プロスポーツは常に集中力が必要になります。
特に野球の場合には、ベンチに戻ったり、守備でもプレーをする必要がなかったりと、
プレーをする側でも間が多いスポーツとなっています。
その間でも、過度に集中をしているといざという時に、本来のパフォーマンスを発揮することができません。
そのため、ガムを噛んでリラックス効果を高めています。
ちなみに、咀嚼(そしゃく)は鼓動にリンクをするというのは医学的にも証明をされています。
ですので緊張をしていると自然と唾液の分泌が多くなり噛むのも早くなってしまいます。
逆にゆっくり噛むことを意識することで鼓動を落ち着かせて、リラックスすることができます。
メジャーリーグの選手たちは、ガムをゆっくり噛むことによって気分を落ち着かせ、最高のパフォーマンスをすることを心がけているということです。
ただ、そういった理由を知らない人たちの中には、試合中にガムを噛むのは好まないというファンの方もいるでしょう。
もちろんその気持ちもわかりますが、選手達はふざけて噛んでいるわけではないので多めに見てあげるようにしてくださいね。
メジャーリーグ選手達がガムを吐き捨てる理由は?
メジャーリーグ選手がガムを噛むのは上記のように集中をするためとおわかり頂けたかと思います。
しかし、中継を見るとそれをそのままグラウンドにペッと吐き捨てるのをよく見かけます。
そしてそれはガムだけに限らず、唾や痰もペッと吐き出していて、正直これは日本人としては見て気持ちいいものではないですね。
このメジャーリーグ選手がガムなどを吐き捨てるのは何か理由があるのでしょうか?
言ってしまうと「文化の違い」と言えるでしょう。
まず我々日本人としては、グラウンドは神聖なものと考える人が多いと思います。
そのため日本人選手はグラウンドに入る時や去る時に一礼をすることが多く、また綺麗に使うことを教わります。
もちろん、外国人選手にも礼儀や義を重んじる選手もいますが、一般的に日本人は日常のあらゆる物に八百万の神が宿ると考える思想によるものが大きいです。
メジャーリーグ選手の多くは、こんなことは全く考えません。
アメリカの文化ではグラウンドはただの地面であり、野球をプレーするだけの場所です。
そのため汚く使おうが、綺麗に使いたいとか、特に何も思うことはありません。
しかもです。
それに加えて、アメリカ特有の考え方が「ガムなどを吐き捨てることは清掃員に仕事を与える」ということがあります。
ベンチやグラウンドにガムなどを吐き捨てることによって、清掃員やグラウンドキーパーの仕事が増えるから良いことだと考えているのです。
正直、これは日本人からしたら理解できない考え方ですね。いくら清掃員に仕事を与えるからといって、わざわざ汚くするなんて…。
実際、メジャーリーグ中継を見るとわかるのですが、メジャーリーグのベンチは本当に汚いですし、試合後はひどい有様です。
WBCやW杯、オリンピックなど国際試合のたびに日本人が物やゴミを拾ってグランドや観客席を綺麗に使うことが驚かれますが、このような考え方の違いがあるのですね。
まとめ
メジャーリーグ選手がガムを噛む理由としてはリラックスをして、大切なプレーの時に最高のパフォーマンスをするためです。
ですので、決してふざけているわけではありません。
またメジャーリーグ選手がガムや唾などをグラウンドに吐き捨てるのは、日本人とは違う思想や文化によるものとなっています。
スポーツ中継からでもこのような文化の違いがわかるのはなんだか面白いですね。
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