突然ですが、広島カープのマスコット『スラィリー』って何者か気になりますよね。
広島カープファンやカープ女子であっても、スラィリーの細かい設定や歴史までは知らない人も多いです。
ということで本記事では、謎の生物スライリーについて解説をしていきます。
スラィリーって何者なの?動物なの?
プロ野球各球団のマスコットの多くは、動物がモチーフになっていますよね。
例えば巨人のマスコットであるジャビットは兎、阪神のトラッキーは虎、中日のドアラはコアラです。
大抵のマスコットは、見れば何の動物がモチーフになっているかわかります。
しかし、そんなマスコットの中でも一際異彩を放っているのが広島カープのスラィリーです。
スラィリーの見た目は、毛むくじゃらで鼻がとんがっていてお腹が出ていてと正直何の動物がモチーフなのかわかりません。
ただ、どこかコミカルで憎めないその姿に意外と人気のあるマスコットなんですよね。
スラィリーは、1995年7月29日に初登場しました。ということで、誕生日は1995年7月29日となっています。
当時はまだ広島市民球場時代でしたので、意外と歴史のあるキャラクターなんですよ。
スラィリーの意味は「Slyly」から来ており、「おちゃめ」「いたずら好き」などといった言葉の意味があります。
ちなみにスラィリーの表記は、スライリーではなく小さい「ィ」でスラィリーが正解です。
スラィリーって見れば見るほど謎の生物という感じで、モチーフの動物はわかりませんが、実際に何をモチーフにされているかは明かされていません。
基本的には、スラィリーはスラィリーという生き物という認識でOKです。
スラィリーは、マスコットの中ではかなりコミカルな動きをします。スライリーの中の人がプロのパフォーマーだからと言われており、ダンスや動きで球場を沸かしてくれます。
また、鼻にはなんと吹き戻しの笛が内蔵されています。そのためテンションが上がると、よく鼻から笛がピューと伸びています。
なんとも得体の知れないスライリーだけに、だからこそ人気があるマスコットなのかもしれません。
スラィリーは、球団のイベントの他にもよく出張で他の球場にも遊びに来ています。
スラィリーをデザインした人って実は…!?
でもですね、スラィリーってなんとなくどこかで見たことないですか?
珍しい…というか実在しない生き物であることは間違いないのですが、何か見覚えのある人も多いと思います。
実は、スライリーのデザインはあの「セサミストリート」のキャラクターデザインをした、ハリソンエリクソン氏が担当されているのです。
確かに、スラィリーをそのままセサミストリートの世界に入れても違和感はないですよね。
また同じくハリソンエリクソン氏は、メジャーリーグのフィラデルフィア・フィリーズのマスコットも担当されています。
フィリーズのマスコットは「フィリー・ファナティック」というのですが、はっきり言ってスライリーと全くの瓜二つなんですよ。
【フィリー・ファナティック】
【スラィリー】
スラィリーがなんとなく見たことがある、なんとなくアメリカっぽいイメージのマスコットだったのは、そのような理由があったからなんですね。
ちなみにスラィリーは、1999年の雨天時の試合にファンがグラウンドに乱入した際に追いかけて羽交い締めにして取り押さえたという伝説も持っています。
これはマスコットとしてはではなく、正義感からゆえの行動だと言えるでしょう。
広島カープのスラィリーは、ついつい集めたくなるグッズもたくさんあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
まとめ
カープのスラィリーは、広島カープファン・カープ女子の間でとても人気のあるマスコットです。
そして実はスラィリーは、特定のモチーフがあるわけではなく、スラィリーはスラィリーという生き物という認識です。
非常にコミカルな動きが多いスラィリーは、メジャーリーグのフィラデルフィア・フィリーズ「フィリー・ファナティック」と兄弟なんじゃないかというぐらい瓜二つです。
その理由は、スラィリーをデザインしたのがセサミストリートのキャラクターデザインをしたハリソンエリクソンが生みの親だったからなんですね。
奇抜で不思議と見覚えのあるマスコットであるスライリーをぜひ試合会場で注目してみてくださいね。