メジャーリーグの中継を見ていると、お客さんが入っていないというか、結構ガラガラだと思ったことはありませんか!?
WBC2023も盛り上がったし、日本人アメリカ人問わず大谷翔平選手を見たい人ってたくさんいると思うんですけど、あんなにガラガラでも経営って成り立つんでしょうか。
メジャーリーグの選手たちの年俸は、日本のプロ野球選手と雲泥の差ですからね。
ということで、本記事ではメジャーリーグの観客席がガラガラでも成り立つ理由について詳しく解説していきます。
メジャーリーグの席がガラガラだけど経営は大丈夫?
日本のプロ野球では、連日多くのお客さんが入っているのにメジャーリーグの試合はガラガラですが、結論から言うと「経営は大丈夫」で商売としても成り立っているんです。
まずメジャーリーグの席がガラガラでも経営は大丈夫な理由として、日本とアメリカでのプロ野球での収入源の違いがあります。
日本のプロ野球では、主な収入の柱は入場料なのです。
それに加えて、スポンサー料や物販、放映権などがあります。入場料だけでも時期や曜日にもよりますが、1試合あたり3億円から4億円のお金が発生します。
それが143試合もあるのですから、いかにプロ野球がビッグビジネスかということがわかりますね。
クライマックスシリーズに進出すれば、更に試合数も増えるのでホームチームは嬉しい悲鳴です。
しかしメジャーリーグの場合、収入の柱は入場料よりも放映権なのです。
日本のプロ野球は一部Daznなど有料ですが、ほとんどの試合が民放で放送されるので無料で見れます。
その一方、アメリカはメジャーリーグを含むプロスポーツは有料放送の方が圧倒的に多く、その放映権が非常に高いんですね。
日本の場合は年間の放映権で20億前後と言われていますが、メジャーリーグの場合は弱小チームでも放映権は200億を超えると言われてます。
もちろん、それに加えて日本と同様に入場料やスポンサー料、物販ももちろんあります。
ちなみにメジャーリーグの場合にはチケットは日本の倍近い値段がしてめちゃくちゃ高いです。
内野席の場合、日本のプロ野球ですとランクが低い場所で5000円前後ですが、メジャーリーグですと1万円は余裕で超えます。
このような背景があり、メジャーリーグは放映権でガッツリと収入が入るので、球場にお客さんが入らなくても経営は大丈夫なのです。
メジャーリーグってそもそも人気がないというのは本当?
また、実はメジャーリーグってアメリカではそこまで人気のスポーツではありません。
アメリカには4大スポーツと言われるプロスポーツがあります。
・NFL:アメリカンフットボール
・NBA:バスケットボール
・MLB:野球
・NHL:アイスホッケー
ですね。
その中でも、アメリカンフットボールが飛び抜けて人気であり、次点でバスケ、引き離されて野球とアイスホッケーという順番です。
アメフトの中継は有料放送でもやっていますが、毎試合席が満員に埋まっています。
加えて放映権料も世界で一番高いと言われているので、最もお金が動くスポーツと言われています。
日本では知らない人がいないほどの知名度を誇る大谷翔平選手でさえも、アメリカでは意外と知名度が低いです。
その他にもイチロー選手や松井選手なども、決してアメリカでは知名度は高くなく、野球ファンなら知っている程度となっています。
このような背景からも、メジャーリーグでは観客席がガラガラになる試合もあるのです。
まとめ
メジャーリーグは、観客席がガラガラになってしまう試合も多いです。
ただメジャーリーグの場合、収入の柱は放映権でありそれが桁違いに多いので経営は問題ありません。
また、メジャーリーグは日本が思っているほど人気のプロスポーツではありません。
ちょっとビックリな事実ではありますが、それでもメジャーリーグの選手たちの年俸を見るとアメリカンドリームって現実にあるんですよね。
とはいっても、メジャーリーグの選手たちはお客さんにたくさん見に来てもらって満員のスタジアムで活躍したいという想いがあるはずです。
小生も、一度はヤンキーススタジアムで試合を見てみたいです。
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