メジャーリーグではトレードが頻繁に行われますよね。
あの大谷翔平選手でさえもトレードの話題が上がるというのは、日本では考えられないことです。
日本とは少し違うメジャーリーグでは、どのようなトレードの仕組みになっているのでしょうか?
本記事では、メジャーリーグトレードの仕組みについて解説をしていきます。
メジャーリーグのトレードの仕組みはこうなってる!!
メジャーリーグのトレードの期限は、日本と同じ7月末までとなっています。
日本よりトレードが活性化されているメジャーリーグでは、7月末に駆け込みトレードが多く行われるんですね。
ダルビッシュ選手や藤浪選手のトレードも7月末の電撃トレードでしたね。
チーム間やリーグ間などでトレードの縛りがないのはメジャーリーグも同じです。
ですが、メジャーリーグの場合、一部選手にはトレード拒否権が与えられます。
10年以上に渡ってMLBの一軍枠に入っており、それに加えて現在所属チームが5年以上になっている選手が対象です。
つまりは、そのチームに長く在籍するベテラン選手というわけですね。
このような選手はその実績を考慮してトレードを拒否することも可能になっています。
他にもメジャーリーグの場合はトレードが盛んになっていることから、契約の時点でトレード拒否条項を入れている選手も多いです。
トレードをされたら別リーグに移動したら慣れている土地からも離れないといけないですし、また新たな選手と対決する羽目になるので研究も一から行わなければなりません。
そうなると、自分の成績と評価にも関わってくるので日本以上にメジャーリーグ選手にとってトレードは重要項目になっています。
日本とメジャーリーグのトレードの考え方の違い
日本のプロ野球では、あまりスター選手がトレードされることは少なく、その場合は電撃トレードとしてニュースにもなりますよね。
小生のイメージでは、過去のトレードでビックリしたのは、落合博光選手、清原和博選手かなぁ。
しかし、メジャーリーグの場合には本当にトレードが多いですし、スター選手であっても比較的簡単にトレードになります。
その理由としては、トレードに対しての考え方の違いがあります。
まず日本の場合には、やはり生え抜きを大切にしたいと考える人が多いです。
入団から引退まで同じチームに所属する生え抜きがスター選手として人気を得やすいですね。
ですが、メジャーリーグは生え抜きというこだわりはほとんどありません。むしろ流動的にチームが動くトレードそのものを楽しんでいます。
また7月末というのはシーズンも後半戦です。
チームの中にはもうプレーオフ進出は絶望的で、来季への立て直しをしなければならないチームもあります。
反対にチームの中には調子が良く、今年こそワールドチャンピオンになりたいと考えるチームもあります。
その場合、前者のチームは実績のあるスター選手を放出して、他チームの若手有望株を取得、後者のチームは若手よりも今活躍できる選手をトレードします。
そうすることで前者は来季への立て直し、後者は後半戦のスパートをかけます。
これらのトレードはファイヤーセールとも呼ばれ、いかにも合理的なアメリカっぽいトレードですね。
まとめ
メジャーリーグでは、日本のプロ野球の何倍ものトレードが行われます。
その理由としては、あまり生え抜きという考えがないためと、今シーズンのラストスパートと来季への戦力を整えたいチームがあるためです。
いかにも合理的なメジャーリーグらしいトレードとなっていますね。
その分、選手としてもトレード拒否権があったり、契約にトレード拒否条項を入れたりと、トレードに対して考え方がシビアになっています。
とはいえ、このようなトレードもメジャーリーグの面白さですの、ぜひどんな選手がトレードされるのか注目してみてくださいね。