7月のイベントといえば七夕ですよね。一年に一回の織姫と彦星が再開するロマンチックな七夕を楽しみにしている人は多いでしょう。
そんな七夕ですが日本以外にもあるのでしょうか?日本のお隣の国である韓国には七夕はあるのでしょうか?
気になりますよね。ここではそんな韓国との七夕の違いについて、様々な角度から解説をしていきます。
七夕って韓国にもあるけど日本と韓国の七夕の違いって?!
七夕ですが韓国にもあるのでしょうか?
結論から言えば、韓国にもあります。
七夕ですが、実は起源は中国になります。中国で今でいう織姫と彦星の言い伝えが生まれてそれが奈良時代に日本に伝わったとされています。
奈良時代や平安時代にはすでに七夕を祝われていたという記録も残っており、それだけ長い歴史のある行事なのですね。
そして日本にも伝わっているということから当然、近辺の国にも七夕は伝わっています。
お隣の国韓国にも七夕はありますし、それ以外ではベトナムや台湾で七夕は祝われるようです。
またアメリカやブラジルのように日本からの移民が多い地域では、地域の中で七夕を祝うという文化が残っています。
日本と韓国との七夕の違いを解説
世界中で広まっている七夕ですが、その時によってやはり各国で微妙に違った祝われ方をしています。
そんな七夕で日本と韓国の違いについて、続けて解説をしていきましょう。日本と韓国での七夕の違いは以下のようになっています。
実は、韓国での七夕は毎年違う日なんです。
日本の場合、七夕と言えば7月7日ですが、韓国の七夕は旧暦で7月7日(陽暦だと8月中旬頃)なんです。
韓国の場合は七夕は旧暦に合わせているので、今の暦は旧暦とは1ヶ月ほどずれてきます。
※2021年の七夕は、8月14日(土)となっています。
日本では七夕は梅雨真っ最中になりますので、高確率で雨ですよね。ですので、いっそのことこちらも旧暦に合わせて七夕は8月にした方が晴れやすく、織姫と彦星は喜ぶかもしれませんね。
韓国は七夕でのイベントはほとんどない
日本では七夕を盛大に祝うところが多いですよね。特に仙台の七夕祭りは七夕を盛大に祝い、日本各地から観光客が訪れます。
ちなみに小生は、大学が神奈川県平塚市だったので、大学4年間は毎年平塚の七夕祭りに行っていました。
そういえば、「蛇を食べる女」という見せ物的なところがあったんですが、興味はあったものの、蛇が大の苦手なったので結局見れませんでした。
まだやってるのかなぁ?
はい、話しを戻します。
七夕では、笹に願い事を書いた短冊をつけるのも定番ですよね。しかし、韓国の七夕はそこまでのイベントやお祭りはありません。
韓国の場合、織姫と彦星の言い伝えがある日程度のようで、特にイベントやお祭りがなく過ぎていきます。
韓国では七夕は雨の方が良い
日本の場合、七夕は梅雨真っ盛りですので高確率で雨です。七夕に雨が降ると、天の川が氾濫をしてしまい、織姫と彦星が再開できないと聞きますよね。
なので、日本では七夕は晴れの日が良いとされています。
しかし、韓国では全くの逆であり、七夕は雨の方が良いとされています。その理由としては、七夕に雨が降ることによって織姫と彦星は再会を喜び合い嬉し涙を流しているとされるからです。
そして、雨が翌朝まで続くと、今度はまた1年のお別れを悲しむ涙とされています。
確かにこちらの方がロマンチックな考え方ですね。
実際、このように再会を喜ぶ涙という考えは、日本でも地域によってはそのように考えられています。
七夕の日に降る雨を「催涙雨」と呼び、韓国と同じように、織姫と彦星が再会を喜び合っていると考えられています。
韓国では七夕に食べるものが日本と違う
日本の七夕では、そうめんやちらし寿司を食べる地域も多いですよね。七夕のカラフルなイメージがそうさせるんでしょうか?
ちなみに、小学校の給食だったか『七夕ゼリー』が出てきた記憶があります。可愛らしい絵と容器だったので女の子に人気がありました。
はい、そして韓国の場合は、小麦粉で作ったうどんやせんべいを食べることが多いようです。小麦粉の料理を食べることで、健康かつ無病息災を祈るとされています。
韓国では、寒い時期には小麦粉で作った料理はあまり食べないため、七夕を最後に小麦粉の料理を食べ終えるそうです。
七夕は韓国語でなんて読むの?!
最近、韓国映画や韓国ドラマにハマっている小生ですが、
全く韓国語を覚えられません。
あ、一つだけ悪い単語だけは覚えました。
よく出てくるので・・・(^^;)
特にサスペンス、どんでん返し系の韓国ノワールが好みなので結構出てくるので、奥さんと真似してます。
ボクのおすすめ韓国映画の記事もあるので、興味があったらぜひ見てみてくださいね。
特にどんでん返し系が好きな方に読んで頂きたいです。
それでは以下、七夕にちなんだ韓国語を紹介します。
・七夕
読み方:チルウォルチルソク
・天の川
読み方:ウナス
・彦星
読み方:キョヌ
・織姫
読み方:チンニョ
うーむ、覚えられるかな。織姫なんて日本語だと『天女』の発音みたいですね。
ただ、色々調べてみると、韓国の七夕は、『牽牛』(けんぎゅう)と『織女』(しょくじょ)が『烏鵲橋』(うじゃくばし)で出会うと表記されているみたいなので、それぞれの読み方も書いておきます。
・牽牛
読み方:キョヌビョル
・織女
読み方:ジッニョビョル
・烏鵲橋
読み方:オジャッキョ
『烏鵲橋』は、カラスとカササギが天の川に集まって広げた羽と体を繋いで作った橋のことです。
天の川で隔てられた彦星と織姫が烏鵲橋を渡って橋の上で再会するということですね。
まとめ
このように七夕は中国が発祥であり、東アジアを中心に海外にもあります。そして日本と海外では微妙に七夕も違うことが多いです。
韓国では日付や、祝い方、そして食べる物などが違います。このように同じ行事でも海外によって異なるのは面白いですね。
ぜひ今年の七夕も織姫と彦星の再会を祈り、お祝いをしてあげてくださいね。