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しめ縄としめ飾りの違いとは!?処分の仕方も知っておこう

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しめ縄としめ飾りの違いとは!?処分の仕方も知っておこう

 

『しめ縄』と『しめ飾り』って両方とも名前がとても似ているけれど、どんな違いがあるのでしょうか?


またそれぞれを使った場合、どう処分すれば良いかもよく分からないもの…。しめ縄もしめ飾りも、ただの飾り物とは違うから普通に捨てて良いか迷いますね。


今回はそんな、しめ縄としめ飾りの違い、そして神様に失礼のない正しい処分の仕方などを詳しく解説します。

 

しめ縄としめ飾りってどんな違いがあるの?それぞれの違いを解説

分かりやすく説明するなら、しめ縄は「季節問わず神様がいらっしゃる場所に飾り付けるもの」で、しめ飾りは「お正月の時だけ、歳神様(としがみさま)を迎え入れるために飾るもの」です。


ではより詳しく、しめ縄としめ飾りの違いをご説明しますね。

 


しめ縄の特徴


神棚や神社の入口、本殿など神様が住まう聖域の入口に飾り付ける


しめ縄としめ飾りの大きな違いは、やっぱり取り付ける場所と役割ですね。


しめ飾りとは違い、しめ縄は神棚のすぐ手前や神社の入口、神社の本殿など神様がいらっしゃる場所の入口に飾り付けられます。


というのも、しめ縄には神域、つまり神様が住まう場所と人間たちが住まう場所を区分けするものであり、しめ縄の奥は基本的には神様の領域なんですよ。


そのため神棚や神社など、神域となる神聖な場所に、ここから先は神様の住まう場所ですよ、ということを表すためにも飾り付けられるのです。

 


太い縄状になっており紙垂(しで)という紙が取り付けられる


しめ縄の多くは太い縄状に作られており、「紙垂(しで)」という、半紙を切って折りたたんだ、稲妻のような形をした紙を取り付けます。


この紙垂というのも、しめ縄の奥は神聖な場所という証であり、しめ縄にとっては重要なものなのです。


紙垂は、他にも「この奥は清らかな場所である」という目印にもなるので、しめ縄に取り付けられるのです。

 


基本的には年中しめ縄はずっと飾り付けられている


しめ縄は基本的には季節問わず、年中ずっと神棚や神社の入口などに飾り付けられていますね。


そして年末になると、新しいしめ縄に付け替えるのですよ。


一般的には12月28日頃になると、しめ縄を新品のものに替えるなど、新しくするということが多いですね。


神社によっても年中同じしめ縄を取り付けておいて、年末になったら新しいものと交換する場合があります。


以上が、しめ縄の特徴となります。


一方、しめ飾りは以下のような特徴があります。

 

しめ飾りの特徴


年末に玄関のドア外などに飾る


しめ飾りは別名を『お正月飾り』とも言い、年末頃になると玄関のドア外などに飾ります。


しめ縄は年中飾っておくものですが、しめ飾りは年末から年明けの1週間まで飾る期間。


要するにしめ飾りはお正月限定のものなのですね!


我が家でも年末頃になると、毎年スーパーで気に入ったしめ飾りを購入していますよ!

 


歳神様を迎え入れるためのもの


しめ飾りは、お正月にやって来る歳神様という1年間の家内安全などをもたらしてくださる、福の神を迎え入れるためのものです。


歳神様は、年が明けると家ごとにいらっしゃるのですが、この時にしめ飾りがないと歳神様がいらしてくれません。


しめ飾りって歳神様に来ていただくために必要な目印なので、年末になったら忘れずに飾っておくと安心ですね。

 


縁起物などの装飾がほどこされている


しめ飾りは末広がり(扇子)や鯛(たい)を模したもの、造花の南天など、縁起物の装飾や紅白の水引が飾られています。


新年を迎えるというおめでたい時に飾るものなので、縁起の良い装飾品が使われているのですよ。


見た目も結構、しめ縄と比べると華やかさのあるデザインのものが多いです。

 


以上が、しめ飾りの特徴となります。


しめ縄もしめ飾りも、どちらも神様のためのものではありますが、意味合いや使う期間や見た目などが違うので覚えておくと良いでしょうね。

 


しめ縄としめ飾りって処分の仕方にも違いがあるもの?正しい処分方法とは!


しめ縄としめ飾りは古くなったり飾り付ける期間が終わったら取り外し、神社仏閣の境内に設けられている、古いお札(ふだ)やお守り、縁起物などを納める場所へ持って行きましょう。


そうすれば、古くなったり使う期間が終わったしめ縄やしめ飾りを神社やお寺でお焚き上げしてくれるので、神様に失礼に当たることもありませんよ。

 

しかし、神社仏閣でお焚き上げしてもらう期限を過ぎたり、初詣以外に神社仏閣に行く暇がなかった時は、自宅でお清めすればゴミとして処分できます。


しめ縄やしめ飾りを白い紙、出来れば半紙などに包んで『ありがとうございました』と感謝の気持ちを伝えましょう。


そうすればそのまま、しめ縄やしめ飾りはゴミとして処分してOKです。


ただししめ飾りにプラスチックなど、地域によっては分別しないといけないものが付いていたら、しめ飾りにお礼を伝えた後、装飾品を取り外しましょう。


そして自治体の分別表通りに処分すれば問題ありません。


しめ飾りの中には、金属類が取り付けられているものもあるので、必要であればきちんと分別して、ゴミとして処分してくださいませ。

 

 

まとめ

しめ縄は、神様の領域の目印であり、年中飾り付けておくもので紙垂を取り付けた縄なのです。


一方、しめ飾りは『お正月飾り』とも言い、年末から年明け1週間は玄関のドア外に飾っておき、歳神様をお迎え入れるために使います。


また、しめ飾りはしめ縄よりも華やかで色々な装飾が付いていますよ。


しめ縄としめ飾りはこのような違いがあるけれど、処分の仕方には違いはなく古くなったり使う期間を過ぎたら、神社仏閣へ持って行きお焚き上げしてもらいましょう。


もしくは、感謝の気持ちを伝えて白い紙で包み、装飾品などは分別すれば可燃ゴミとして捨てられます。


捨て方には違いがないので、お焚き上げ出来なかった時はぜひゴミとして処分するようにしましょうね。

 

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