うっす、ザキオノ(@loscluza12)です。
「白内障手術して何年か経った時に、また再発してしまうのでしょうか?!」
私の愛犬コジロウ(キャバリアルビー)は今年4月18日の誕生日を迎えて12歳となりました。人間の歳で言うとおよそ65歳、それはそれはもう良いお歳ですから、体のあちこちに悪いモノが出てくる年齢です。気付いた時には、私の年齢を既に追い越していたんですよね。
そんなコジロウは、7歳の時に白内障手術をしました。犬も私たち人間と同じように白内障になるんですよ。
はじめは左目にポツっと小さい白い点みたいなものに気付きました。その時はまさか白内障ということも頭に無かったので特に気にしていませんでしたが、時が経てば経つほど白い範囲が広くなり、いつの間にか左目は真っ白になってしまいました。
そして右目も薄っすらと白い曇りが・・・。
今回はコジロウが白内障手術後にまた白内障になってしまうのかをお話ししたいと思います。
白内障手術後・・・
2014年3月、悩みに悩んだ私と奥さんは、まだコジロウは若いということもあり、両目共に白内障手術を決意しました。
手術は無事、大大大成功!!
その時の喜びは文字で上手く伝えられませんっ(>_<)
(いや、ブロガーなら上手く伝えられなきゃいけませんよね・・・)
術後の数日間は、毎日決められた時間に点眼液をささなくてはいけないので、私と奥さんが働いている時間、両親に来てもらいコジロウに点眼液を差してもらいました。
術後だからかいつもと違い元気のない、また、エリザベスカラーで身動きが不自由なコジロウを見て、私の両親は点眼液しかさせないもどかしさを感じていたそうです。
特にトイレをする場合、いつものとおりトイレマットを鼻でクンクン嗅ぎまわりので、エリザベスカラーがブルドーザーのようにマットをズラしてしまうのを必死に直して、ちゃんとトイレをさせるとか大変だったそうです。
そんな大役を両親に任せてしまいましたが、私も奥さんも安心して仕事できたので本当に感謝しました。両親の協力が無かったら、どちらかが仕事を休まなければいけませんでしたから。
そんな思い出に浸りながらも、手術から5年経った今、コジロウの左目がまた薄っすらと白い膜のようなものに覆われてきたのです。確か、先生からは一度白内障手術すれば再発は無いと言われたはずなのに、なんだこの白い膜は・・・、と心配になりました。
白内障手術後に再発してしまったのか?!
ここまで引っ張ってしまいましたが結論を言います。実際にコジロウの白内障手術を執刀した先生に恐る恐る質問しました。
「コジロウの目が白くなってきているんですが、まさか白内障が再発したのでしょうか?!」
すると先生は・・・、
「白内障は手術後に再発しません!!」
先生曰く、白内障はレンズの役割をする水晶体が白く濁ってしまった状態なのです。白内障手術は、その白く濁った水晶体を取り除いた後、人工レンズを入れるのです、と。
まさにサイボーグ犬ですね。
ですので、もう白く濁る水晶体はありませんので、白内障は再発することはありえないのです。
とりあえず一安心しましたが、ではこの薄っすら白くなってきたものは白内障でなければ何なのでしょうか?
白内障再発ではないこの白い膜の正体は?!
白内障手術後、数年経ってから現れる可能性のあるというこの正体は・・・、
「後発白内障」だそうです。
えっ?白内障は再発はしないけど後発・・・?
あんまり意味が変わらないように思えますが一体どういうことなのでしょう。
実はこの後発白内障とは、白内障が再発することではなくて、レンズを支えている水晶体嚢が増えることで白く濁って見えるというのです。
うーむ、まぁとにかく白内障再発ではないことは確かということはわかりましたが、イマイチ腑に落ちないので先生に詳しく説明を聞きました。
後発白内障によって視力が落ちてきたようであれば、レーザー治療で切開手術をすればまず問題無く回復するそうです。白内障手術と違って数分で処置は完了し、手術後もすぐに普通の生活に戻れるそうです。
後発白内障はわかりました。ただ、それとは別にもう一つ気になる白い点が左目にあります。これはジストロフィーという名の「結晶」だそうで、脂質(コレステロール)の塊ということでした。実はこの結晶の方が少し質が悪く、剥がれるとやっかいなので定期的に経過観察していかなくてはいけません。
加齢によることなので仕方ないともいえるそうですが、まぶたに溜まって流れ出ない脂を排出させるために目の回りをマッサージしたり、熱湯に漬けたハンドタオルを少し冷ませて目の回りを温めると良いそうです。
また、脂分の多い食べ物、糖分の多い果物は控えた方が良いとのことでした。
ふーむ、やはり歳を取ると色々とでてきますね(>_<)
まとめ
白内障は再発しないけれど、手術後に白内障のように白く濁る後発白内障。コジロウのように数年経ってからも現れる症状ですが、全くノーマークでした。
今のところそれほど不自由な感じはしませんが、もし気にするようだったらレーザー治療を考えないければいけないのかもしれませんね。
犬は多少目が見えなくても鼻で行動するから大丈夫ともよく聞きますが、そうは言ってもテーブルの脚や障害物にぶつかる姿を見ると悲しくなります。
そう思ってコジロウの白内障手術を決心し無事成功しました。確かに老齢化によるしょうがないところもありますが、それでも私のできる限りのことはしてあげていきたいと思います。