今は様々なエネルギーが注目をされていますね。
再生可能エネルギーのさらなる実用化も目指していますが、まだまだ現役なのが火力発電です。
電力って、私たち人類の暮らしには欠かせないものですが、よくよく考えてみると、火力発電ってイマイチどんなもんか、わからないですよね。
「火でお湯を沸かすのと同じもんか?」
ぐらいで恥ずかしいです。
本記事では、火力発電のメリットデメリットについて解説をしていきます。
子供に聞かれても、正確にこたえられるようになれば尊敬されるはずです(^_-)-☆
火力発電のメリットとデメリットについて知っておく
火力発電は日本にとって欠かせないエネルギー供給源です。
東日本大震災以降、原子力発電は止まっているので、そのエネルギーは火力発電によって補われています。
現在日本では火力発電で7割近くのエネルギーを補っています。
火力発電の仕組みをわかりやすくザックリと説明すると、石油や石炭などの燃料を燃やすことで、水を沸騰させます。
そして沸騰した水から発生する蒸気で発電機のタービンを回すことで発電をしています。
火力発電のメリットとは
はい、それでは火力発電のメリットについて解説をしていきます。
・高い安定性
火力発電の大きなメリットとして、高い安定性があります。
天候にも影響を受けず、安定供給ができることから今後の供給計画を立てやすいのもメリットです。
・エネルギーの変換効率が高い
火力発電の他のメリットを挙げると、エネルギーの変換効率が高いと言えます。
燃料を燃やして、それが全てエネルギーに変換できればもの凄く効率は良いのですが、実際はそんなことはありません。
燃料をエネルギーに変換する際には、様々な要素が絡み合って変換効率が落ちてしまいます。
火力発電のエネルギー効率は40%から50%です。この数値は、様々な発電方法に比べても、高い変換効率となっています。
・出力の調整がしやすい
エネルギーの電気の変換というのは流動的です。季節だけでなく1日の時間の中でも変わります。
そんなエネルギーを電気に変える出力が火力発電ではしやすいため、臨機応変な対応が可能となっています。
以上のように、火力発電には様々なメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。
続きまして、火力発電のデメリットを説明します。
火力発電のデメリット
・環境に悪い
燃料を燃やすことから火力発電の際には温室効果ガスが生まれてしまいます。
これは地球温暖化の原因にもなるガスであり、環境汚染の要因とも言われています。
今はバイオマス燃料など、少しでも環境に優しい燃料を使うことで、環境に配慮をしています。
・費用がかかる
火力発電は、燃料費の他にも設備費など様々な費用がかかります。ここ数年、火力発電の燃料費も高騰しており、国家予算を圧迫している事実があります。
国家予算が足りなくなるとそのしわ寄せは結局国民に行きますから、国民の税金の負担も大きくなってしまいます。
火力発電の今後はどうなっていくのか?!
このような火力発電ですが、いったい今後はどうなっていくのでしょうか?
結論から言うと、今後は縮小傾向になっていくと言われています。
今、世界的に注目されているのは、『再生エネルギー』です。
これは言ってみれば「尽きることのないエネルギー」のことを指します。
太陽光や風力、水力など自然エネルギー尽きることがない上、自然にも優しいエネルギーです。
現在、これらのエネルギーはまだまだ本格的な実用化はされていません。
ただ、海外でもこの再生エネルギーを使用に舵を切っている国は多く、ガソリン車の廃止など多くの国が自然を考えたテクノロジーを推進しています。
ですので、コストや環境汚染の割合が高い火力発電は今後は縮小傾向になり、近い未来再生可能なエネルギー主体となった国づくりが進められるはずです。
まとめ
火力発電ですが、現在日本のエネルギーの大部分を担っています。
火力発電には、エネルギー効率が良い、安定性が高いなどのメリットもありますが、
環境汚染が進むなどのデメリットもあります。
現在世界的には再生可能エネルギーが注目をされており、今後のエネルギーの主体となっていくでしょう。
日本ももちろん再生可能エネルギー実用化には動いているので、近い将来にはきっと実用化されているはずです。
自然にも優しいエネルギーを使って、自然と共存できる未来が来るといいですね。