うっす、ザキオノ(@loscluza12)です。
2020年1月14日(火)、コジロウの前立腺ガン摘出手術は無事終わりました。しかし、細胞レベルではありますが、膀胱と尿道に転移があります。前立腺ガンは他の臓器に転移しやすいガンなので、肺やリンパ節に転移するとかなり厳しい状況となりますが、不幸中の幸いか、今のところ肺やリンパ節に転移はありません。もちろん、油断は出来ませんが。
そして、病理検査と同じく、あるモノの結果を待っていました。いずれわかるモノではありますが、知りたくない・・・、いや知らなくてはいけないモノですね。
それは・・・、
今回の前立腺ガン摘出手術の費用です!!
はい。ついに、我が家に請求書がやってきました。奥さんと「いつ来るんだろう・・・?」「まさかこのまま来ないってことあるかな?」「そんなわけないだろう」、なーんて夜な夜な話しをしていたのですが、手術から1ヶ月経ってようやく届きました。
ワンちゃんと生活している飼い主さんや、同じような病気に悩む飼い主さんにとって、参考になれば幸いです。
前立腺ガン摘出手術の請求書
手術前、先生から「およそ70万円ぐらいはかかる」と言われていました。まぁ、手術の難易度からすると想定どおりだったのですが、その後も入院費やら薬代等色々と追加されていくことを考えると、
100万円いっちゃうんじゃないか?!
と、奥さんと話していましたが、コジロウのためだ、お金なんて問題ないと。ただ、請求書が来るまでは、なんとなくお互い話題に出さないようにしていました。
そして、請求書なんて忘れかけていた頃、ついにやってきました。
先にトータル金額を言ってしまいますと・・・、
616,565円でした。
アンカリング効果なのでしょうか、100万円近くいってしまうと覚悟していただけに「あれ、意外に安い」と感じてしまいました。
※ アンカリング効果とは、マーケティングや営業現場で使われることがある心理効果の一種です。最初に提示した価格や情報が消費者の購買判断の基準に大きな影響を及ぼすと言われています。
例えば、車を買おうとした時に「300万円」と言われ、 高くて断念した後、営業マンから「今なら決算前で249万円まで値下げしました」と連絡あった場合、249万円でも高いと感じるはずが、最初に300万円と聞いていたので249万円がメチャメチャ安く感じるような手法。
いや、決して安いわけではないのですよ!!コジロウのためにランチ代・飲み代etc・・・抑えたり日々努力はしています。
そして、コジロウのために入っている保険『アイペット損害保険』が適用されるので、入院による手術の場合、MAX50万円戻ってきます。
ということで、実質116,565万円の負担ということになります。
た、助かったぁ・・・(*´Д`)
ちなみに、『うちの子ライト』に入っています。
内訳
・診察料(再診料):2,730円
・入院費(15泊分):59,850円
・ICU監視(2泊分):39,600円
・注射料金(皮下注射2回):3,360円
・注射料金(皮下注射薬価):4,314円
・注射料金(留置針セッティング1回):2,000円
・注射料金(点滴注射7日):11,860円
・注射料金(点滴注射薬価):7,404円
・病理検査料(NORTH LAB):14,820円
・画像診察料(FCR3枚):8,190円
・画像診察料(CT検査):37,250円
・画像診察料(超音波検査.心臓):10,480円
・心機能検査料(心電図検査):3,150円
・心機能検査料(血圧測定1回):1,680円
・汎用検査/セット項目(全身セットB):34,020円
・汎用検査/セット項目(膵セット):3,800円
・汎用検査/セット項目(CBC):14,000円
・汎用検査/セット項目(犬CRP):4,800円
・汎用検査/セット項目(腎セットBUN.Cre):1,520円
・汎用検査/セット項目(電解質セットNa.K.C1):1,140円
・血液化学検査(血液化学検査):380円
・血液化学検査(手技料):12,800円
・血液検査(血小板数算定):4,080円
・血液検査(交差試験2頭):3,090円
・血液検査(血液型):4,770円
・凝固検査(凝固セット):3,080円
・凝固検査(ATⅢ):3,640円
・凝固検査(D-ダイマー):4,540円
・麻酔料(術中鎮痛.点滴):14,834円
・麻酔料(術中鎮痛.注射):6,592円
・麻酔料(iso5-10kg.230分):28,790円
・手術料(前立腺全切除術):237,600円
・手術器材セット料(J-VAC1本):9,100円
・処方薬(内服薬27日分):12,501円
・サプリメント(ネフガード60粒)2,400円
・処方食料(小缶10缶):2,400円
合計:616,565円(税込)
抜糸後1ヶ月検診の費用1回分
ちなみに抜糸後1ヶ月間で計4回(週1回)の定期検査があります。抗ガン剤よりソフトな分子標的薬『パラディア』がどれだけ効いているのか、副作用がどの程度あるのか、血液検査でどれだけコジロウに負担がかかっているのか、などを検査します。
1回目の検査では、腎臓の数値が若干上がりましたが、それ以外の数値は許容範囲であったため、引き続き『パラディア』を使用していくことになりました。
1回目の検診費用は以下の通りです。
・診察料(再診料):2,730円
・注射料金(皮下注射1回):1,680円
・注射料金(皮下注射薬価):2,969円
・一般処置料(抜糸):1,370円
・汎用検査/セット項目(全身セットB):5,670円
・汎用検査/セット項目(膵セット):760円
・汎用検査/セット項目(CBC):2,000円
・汎用検査/セット項目(犬CRP):800円
・血液化学検査(手技料):1,600円
・血液検査(血小板数算定):680円
・処方薬(内服薬3日):2,673円
・サプリメント(ネフガード36粒):1,440円
合計:24,372円
次回は1週間後で抜糸は無いため、1回分の定期検査費用はおよそ20,000円程度と予想されます。これがあと3回続き、結果が良好であれば、2ヶ月に1回、3ヶ月に1回、最終的には半年に1回の定期検診となります。
まとめ
結論、コジロウの前立腺ガン摘出手術の費用は想定よりかかりませんでしたが、保険に入っておいて良かったです。
今現在、毎月3,830円払っていますが、これで元が取れたのかなと思います。歯周病治療でも『アイペット損害保険』が適用されたので。
コジロウの白内障が発覚した6年前に保険に入りました。当時はもう少し保険代が安かったと思いますが3,830円としても、3,830×72ヶ月=275,760円となります。
大きい病気は望みませんが、愛犬が長生きするためにはやはり保険に入っておいた方が良さそうですね。
【歯周病治療の記事はこちらをご覧ください】
コジロウの闘病生活は、生きている間はずっと続きます。オシメ生活ではありますが、今はまだ元気です。膀胱と尿道に転移したガン細胞と上手く付き合っていくことになりますが、痛みと苦しみの無い治療をしてあげたいなと思います。
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【前立腺ガンの症状からの日記:コジロウ専用ブログ】