乾燥した冬の時期、しもやけで悩む人も多いのではないでしょうか?!
しもやけが酷くなると水ぶくれになります。
今更ですが、水ぶくれを「つぶす」ってアリなんでしょうか?
正直、小生は小さい頃、しもやけで出来た水ぶくれを父親が「プスッ」と針で刺して潰されてました。今考えるとこわーい。
賛否両論ありますが、潰す方が良いのか悪いのか調べてみました。
しもやけの水ぶくれを参考になれば幸いです。
しもやけで水ぶくれになったら…つぶすと早く治らない?!
もうズバッと結論から言います。
しもやけでできた水ぶくれはつぶさない方が良いです。
これはきちんとした理由があります。
ここからは、つぶさないほうが良い理由と、もしつぶしてしまった場合の対処法をお伝えします。
水ぶくれをつぶさない方が良い理由は、みずぶくれの成分なんです。
水ぶくれの中の、あのサラサラした液体の成分は、実は傷を修復させる機能があります。
また、水ぶくれを破ってしまうと、破れたところから細菌が入って感染する危険性がありますし、治りが遅くなってしまいます。
水ぶくれは、いわゆる『湿潤療法』(しつじゅんりょうほう)というものです。
水ぶくれは、潰さなければ人によって、また傷の範囲次第ですが、一週間程度で良くなると言われています。
水ぶくれは『湿潤療法』、もしつぶれたら?!
もし、水ぶくれがつぶれてしまったら、ふたになった皮膚を取ってしまい、傷口に軟膏を塗ってサランラップで巻く『ラップ療法』がおすすめです。
ラップ療法は、湿潤療法と同じです。
ラップ療法をする時は、傷口を低刺激性の石鹸できれいに洗ってから、軟膏を塗り、サランラップでくるみ、絶対に乾かさないようにしてください。
潤いを保つことが早く治る秘訣です。
今、しもやけだったり、やけどの治療のほとんどは『湿潤療法』『ラップ療法』で治すことがほとんどです。
ちなみに、料理中に包丁で指を切っちゃったとか、水虫だとか、靴擦れでできた水ぶくれでも同じように『湿潤療法』『ラップ療法』が有効です。
サランラップではなく、『湿潤療法』専用の絆創膏も売っています。ウチにも薬箱に常備していますが、まぁそこそこの金額もするので、サランラップで十分ではありますが。
以上のように、『湿潤療法』は有効ではありますが、全く治らない、何か様子がおかしいと思った時は、別の病気の可能性もあります。その時は、すぐに病院へ直行しましょう。
知っておきたい「しもやけ」対処法
まずは、ざっと「しもやけ」について知っておきましょう。
しもやけは、漢字で「霜焼け」、医学的には「凍瘡(とうそう)」と呼ばれています。
主に冬の時期で、気温が5度前後で、更に1日の気温の差が10度以上で、しもやけになりやすいと言われています。
しもやけができやすい場所は、手足の指先だったり耳、鼻、ほっぺたです。
冷気に晒されやすく、血行が悪くなりやすい体の一部です。
人によっては、酷い症状となります。
まさに、水ぶくれもその一つですが、とてつもない痒みが出ます。痒すぎて、お風呂に入るともっと痒さが増すということもあります。
しもやけは、冷たい空気にさらされることでできるものですが、しもやけができる人とできない人、個人差があります。
同じ冷気の条件であっても、血流障害を起こしやすいのか、また、その回復力の差で決まってきます。遺伝の要素が強いのですが、正確な理由は判明されていません。
『しもやけ体質』の人は、予防するしかないのですが、一般的にはビタミンEが含まれた食べ物や飲み物が有効と言われています。
ビタミンEは、メラニンの沈着をおさえる作用があるのでシミを防いだり、紫外線を防ぐなど皮膚にとって良いので、特に女性の方には必見ですよ。
【ビタミンEが多い食べ物】
・アーモンド、ピーナッツ等のナッツ類
・赤ピーマン
・モロヘイヤ
・ウナギ
・かぼちゃ
【ビタミンEが多い飲み物】
・緑茶
・せん茶
・抹茶
・青汁
ちなみに「マズい!!」で有名な青汁ですが、この青汁は結構飲みやすいですよ。
治療としては、やはりビタミンEの塗り薬がおすすめです。
有名なところでは、「オロナインH軟膏」、「クラシエ紫雲膏」、ビタミンEを含む「ユースキンA」が人気です。
また、外出する時の対策ですが、手袋、耳当てやフェイスガードなどの防寒グッズは必須です。冷気が当たらないよう、しっかりと対策しましょう。
まとめ
しもやけで水ぶくれになった時の対処法は、いかがだったでしょうか?
無理につぶさず破らずが鉄則です。
万が一、つぶしてしまった場合は、サランラップを使用した『湿潤療法』が有効です。
出掛ける時は、
・防寒対策をバッチリとする
普段から、
・ビタミンEを摂り入れる
・保湿クリームで肌を保湿する
それでも何か様子がおかしい、全く治らないと感じたら、すぐに病院へ行く。
寒い冬ですが、しもやけ対策をきちんとして乗り越えましょう!!
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(小さい頃の小生もですが・・・)
これもきちんとした知識で対応しておいた方が良いので、気になる方はぜひこちらの記事もご覧ください。