スクールウォーズ第6話目:涙の卒業式のあらすじです。
そうなんです、川浜高校番長の水原が卒業するんです。もう涙無しでは見れません。
スクールウォーズは話しの内容から、
前期:水原ら不良グループの更生
中期:大木・イソップ時代
後期:花園優勝へ向けて
自分なりに説明すると、こんな感じで分けることができます。
はい、今回の第6話目が前期のヤマ場となります。
スクールウォーズ第6話のあらすじ:涙の卒業式【無料動画配信中】
川浜高校は卒業に向けて期末試験を迎えていた。卒業する気がないのか、水原はテスト用紙に女性の裸体を書いている。(これがなかなか上手い)
それを注意された水原は「こういうのを白紙答案って言うんだよ」と捨てセリフを吐いて教室を出ていく。
水原に続いて他の不良らも出ていくが、内田だけは真面目に試験を受けようとする。
「いい加減にしろよ!!」
そう叫んだ内田を水原らはボコボコにする。
期末テスト中、教室内での集団暴行は、職員会議で話しあわれる。以前も事件を起こしていたが、今回こそ退学にすべきだと話す先生に、またもや賢治が退学はさせたくないと言う。
「生徒たちを簡単に見放して良いのだろうか?彼らの人生をここで決めてしまって良いのだろうか?」
「ボイコットした生徒たちの再試験を受けさせたいと思います」
賢治は先生たちにそう問いかける。
それに対して、英語教師の野田先生は、
「あんただからそんなこと言えるんだ。あんたなら、その大きい体で連中を連れてくることができるでしょう。だが私は違う・・・。」
何度も水原らに暴行を受けた野田先生が賢治に反対する。
賢治は、
「確かに野田先生の言う通り、私は本気で殴り合えばあいつらに負けることはないでしょう。その気になれば、首に縄をつけて引っ張ってくることもできます。でもそこまでですよ。いくら無理やり引っ張ってきて机に座らせたところで、そこまでなんですよ。彼らにヤル気が無ければテストを受けさせることができません。試験を受けるのは、誰のためでもない、自分のためだということをわからせてやることなんです。」
そう力説する。
勉強、試験は自分のためなんだとわからせるのに、体の大きさ、腕力の強さは関係ないという賢治の説得に、野田先生も教師としての本質、情熱を思い出すことになる。
結局、今回も賢治の熱意に他の先生は退学させることを思いとどまる。
試験をボイコットした不良グループに再試験を受けさせることで満場一致した。
賢治は、ボイコットした不良たちを探して、「再試験を受けないか?」と説得してまわる。
柏木は「でもなぁ。番長がなぁ。」
不良なんだか弱いキャラなのかわからないセリフだ。
その夜、賢治は、水原の母が働く小料理屋に向かう。
水原の母親は、学校の先生が来たことで、また何か悪いことでもやったんでしょ?!と諦めモードに入っている。
「息子がこうなったのも学校が悪いんだよ。なにさ、高い授業料を払ってるというのに。」
そう言う母親に対して賢治は、
「お母さん、お金を払えばそれでもういいんですか?教育は学校だけではなく、学校と家庭が協力して子供を育てていくんです。水原は番長だと恐れられながら、なぜ学校に来ると思います?寂しいんですよ。ワルだなんだと言われながらも、暴れれば注目してくれる、だから学校に来るんです。」
母親は、今まで息子と向き合ってこなかったことを反省したのか、
賢治に泣きつき「あの子を見捨てないでください。私にできることがあるなら何でもします・・・。」そう頼み込む。
このやりとりを遠くから見ていた水原は、賢治が帰宅する間際にサシでの決闘を申し込む。
河原でタイマンをはる賢治と水原。
武器も用意している水原に対して、コートを脱いで応戦する賢治。
地力に勝る賢治は勝利する。
冬の寒い川の中で対決した2人、賢治は水原を自宅へと連れていく。
毛布にくるまれ、ストーブの前で暖まるも、まだ寒がる水原に対して、
賢治は水原にお酒を飲ませる。
賢治「気付け薬だよ。でも1杯だけだぞ。」
水原「変わったセンコーだぜ。」
これも今の時代、コンプライアンスに引っかかるんだろうなぁ。
でも本当に良いシーンです。
「先生よぉ・・・、俺もラグビーやっときゃ良かったかな。」
そう呟いて涙ぐむ水原。
「水原、お前さえその気になれば今からでも遅くはないぞ!!」
それを聞いて更に泣きだす水原。
そして、狭い風呂に2人で湯船につかる賢治と水原。
最高に泣けるシーンです。
賢治の熱意(タイマン勝負に負けたし、賢治なら信頼できる先生だと水原も認めたのである)により、水原は見事に更正し、再試験を受けて、3年生全員が卒業できることが決まった。
しかし!!
そんな中、試験勉強を疎かにしてヤマ感に頼った森田は、なんと留年が決定してしまう。
えーーーーーー!!
少年院帰りであり川浜高校の番長である水原でさえ追試で卒業できるというのに、森田が留年?!
リアルタイムで見ていた小学生の頃は、なんとも思わなかったが、今思うとどんだけ森田はアホなんだよと思います。
留年が決まり自暴自棄になる森田に賢治は、「いいこともあるぞ。来年から正式に監督になる。1年長くラグビーできるじゃないか!」と言って森田を励ます。
そして、賢治が川浜高校に赴任して初めての卒業式がやってきた。
スクールウォーズ陰の名曲である挿入歌が流れ、不良グループたちの悪行回想シーンが。
賢治ら川浜高校教師たちをさんざん悩ませた不良グループが卒業証書を受け取っていく。式場には水原の母親の姿も。
毎年恒例の春一番(※卒業式後に不良グループが教師を暴行する事件)も起こらず、無事卒業式を終えて、職員室で一息つく教師たち。
すると、水原が職員室に入ってきた。
数名の教師は、暴れるんじゃないかと心配したが、水原は無言で賢治の机の上に紙袋を置き、ちょっとだけ会釈をして職員室を出ていく。
不審に思う教師たち、まさか爆弾?!
そんな心配をよそに賢治は紙袋の中身を確認する。
V.S.O.Pだった。
水原からの贈り物は、賢治へのささやかな感謝の気持ちだったのだ。
そこへ現れた山城校長が、賢治の許可も無く勝手にあけてみんなと飲もうと言い出した。
さすがに、それはないでしょう?!とも思いましたが、川浜高校不良グループの更生は賢治だけの力ではなかったから良しということでしょう。
更生のきっかけは確かに賢治でしたが、山城校長をはじめ甘利先生ら他の教師たちも賢治に影響されて奮闘してきたのです。
卒業式を終え、帰宅する賢治が、ふと自宅を見上げると電気の明かりが見える。
階段を急いで駆け上がり、ドアを開けると節子が夕食を用意していた。そして、ゆかりが「パパだー!!」と抱きつく。
改めて、勝手にゆかりを連れて家を出て行ったわがままな自分をゆるしてくださいと謝る節子。
いや、自分勝手だったのは俺の方だと逆に謝る賢治。
「これからもっと数多くの困難が待ち構えているかもしれない、それでも付いてきてくれるか?!」
「はい、付いていきます。」と答える節子。
素晴らしい理想の夫婦ですね。
でも、これも実話なんですよね。滝沢賢治のモデルである山口良治先生夫妻、奥様も素晴らしい方だそうです。(山下真司談)
まとめ:スクールウォーズ第6話『涙の卒業式』
スクールウォーズ前期は、水原ら不良グループの更生、荒廃した川浜高校の立て直しがはじまり、これで終わります。
スクールウォーズのテーマであり、名言でもある、
「信は力なり」
「愛とは信じ、待ち、許す」
水原を信じ、待ち、許す。
奥さんを信じ、待ち、許す。
スクールウォーズをまだ見ていない人は、早く見てください!!
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