スクールウォーズ第13話は『力の限り生きた!』です。
もうね、タイトルでネタバレですよね・・・。
イソップ、小生はお前を忘れないよ。
そしてこの回も本当に泣けます!!
スクールウォーズ第13話のあらすじ:力の限り生きた!
負けるとわかっている死との立ち向かおうとしている奥寺浩ことイソップは、見事立ち直り、他のラグビー部員と同じように接してほしいと賢治に頼みこむ。
一方、圭子が連れ去られたことを知り動揺する森田。
圭子自らの意思で親元に戻ったと連絡があったのだ。
納得いかない森田だが、大三郎に「娘が実の親のところに戻ることは誰にも引き留めることはできないんだよ」
一度は引き裂かれた仲だがそれだけに絆ができたという賢治の説得により、森田はラグビーに打ち込むことで耐え抜いていく。
そして、川浜高校ラグビー部は、イソップの失踪により中止になっていた相模一高との再試合がいよいよ明日行われることになっていた。
ラグビー部でイソップの運命を知る者は、賢治、マネージャーの山崎、大木、そして他ならぬイソップ本人であった。
猛練習の中で懸命にプレーするイソップを見て、賢治は浮かない顔をする。
「本当にいいのだろうか。いくら両親の希望だからといって、このままではイソップの命を縮める手伝いをしてしまっているのではないか。たとえ1日でも、いや1分1秒でも長く生きてもらいたいのがイソップの両親の本心ではないだろうか・・・」
それを聞いた山城校長は、
「その通りかもしれん。だがね、今彼からラグビーを取り上げたら一体何が残るのか?死の恐怖だけだ。確かに病院のベッドでじっとしていれば、あと1年ぐらいはもつかもしれない。ただ、その1年の間、来る日も来る日も死と直面して生き続けていくことが、果たしてイソップにとって幸せなことなのだろうか。」
ラグビーを続けることはイソップ自身の意思なのだ。
そして、そのイソップにしてあげられることは、彼に輝ける死を迎えさせてあげることだ。
16歳の少年の死は、せめて、せめて輝ける死でなければいけない。
イソップ自身がデザインした、あのライジング・サンのように・・・。
この一連の会話のバックで流れる曲がまたね、泣けるメロディーなんですよ。
あまり知られていないし、調べてもネット上で出てこないのですが、
おそらく本間勇輔氏の作曲らしい。
どなたかご存じであればぜひ教えて頂きたいのでコメントお願いします。
戻ります。
部室でボール磨きをするイソップは、
「ボク山崎さんに悪いこと言っちゃいました」と賢治に言う。
以前自暴自棄になったイソップは、山崎加代に告白をしていたのだ。
そして、山崎さんは誰か別の人に恋をしていると、それが誰かはわからないけど好きな人がいるんですと。
その会話をたまたま聞いてしまった山崎は河原へと走る。
追いかける賢治。
告白したことに後悔はしていないが、人を愛することを知ってしまったイソップは、ボールを磨きながら「死にたくないよ・・・」と涙を流す。
賢治「君には誰か好きな人がいるんだってな」
その帳本人からそんなことを言われ、ハッとする山崎。
山崎が密かに想いを寄せていたのは他ならぬ賢治であった。
山崎「あたしにどうしろって言うんですか?もうすぐ死んでいく人に、あたしもあなたのこと愛してるわって?残酷です!そんなこと言ったら、かえって彼のことを傷付けるだけです。」
「あたしだって同じです。どんなに好きな人でも、その人があたしのために口先だけで愛してるって言ってくれても、ちっとも嬉しくありません。」
山崎は、意味深に賢治に対して自分の気持ちを伝えているのであった。
妻子を持つ賢治を好きになってしまった山崎のジレンマ。
しかし、それは愛というよりは憧れに近いものなのであろう。
叶わぬ恋・・・、どうしようもない愛を噛みしめて涙を堪える山崎。
「だけど心配しないでください。今までと同じようにイソップに接します。」
そんな中、来たる相模一高戦でイソップを出場させてもらえないかと賢治に懇願する大木と森田。
賢治は、内心イソップを試合に出したい気持ちはあるのだが、監督としてチームのバランスを崩すことはできない、試合をやるからにはベストメンバーで挑む、第一、そんなことをしてもイソップが喜ぶはずはないと・・・。
もしイソップをメンバーに加えたとしても、それは同情、いや、憐み以外の何物でもない。
そのことで逆にイソップが傷つくかもしれないし、イソップの分まで試合に出る選手が頑張れば良いのだと。
納得する森田と大木。
その練習終了後、イソップは山崎と一緒に部室でジャージのワッペンを縫いつけていた。
誤って針を指に刺してしまうイソップ、そして無意識に指を口にして血を吸ってあげる山崎。
一瞬、イソップの時が止まる。
恥ずかしそうに山崎は「えっと救急箱は・・・」と立ち上がり、イソップの指に絆創膏を貼る。
山崎は「あとは私がやっておくから練習に行ってらっしゃい」とイソップを送り出す。
その時である・・・。
急に激痛が走り、突然頭をを抱えてイソップが倒れる。
イソップは、そのまま病院に運ばれる。
イソップの父親は「望みは万に一つですが、このまま手をこまねいているのも」と山城校長と賢治に伝え、もう一度その日の夜に緊急手術をすることになってしまう。
イソップを心配する賢治と大木たちは病院に残っていたが、翌日試合を控えているため一度家に帰ることにした。
賢治が帰らなければ大木も残ると言い、山城校長が賢治も帰らなければどうにもならん、何かあればすぐに連絡すると。
イソップの父親も、明日の試合のためにもどうかお願いしますと頭を下げる。
明日良い知らせを持ってまた来ようじゃないかと、相模一高に勝って土産話をイソップに持ってこようと、帰ることを拒んだ大木たちに言って聞かせる。
帰宅した賢治は、椅子でウトウトと寝て夢を見ていた。
相模一高との試合であった。
イソップが素晴らしいステップで相手をかわし、見事トライを決める!!
山崎が喜びながら「先生!イソップが、イソップがトライを・・・・・・・」
そして鳴り響く電話。
賢治は目を覚まし、急いで電話に出る。
電話をかけてきたのは病院に残っていた山城校長であった。
山城校長「いかん、もう時間の問題だ」
すぐにタクシーで病院に向かう賢治。
ヤバい、何度も見てるのに・・・、
結末を知ってるのに・・・、
記事を書きながら涙が出てくる・・・(笑)
病室に駆け込んだ賢治は、イソップに手を握り締めて必死に呼びかける。
しかし、イソップはもう意識がない・・・。
それでも賢治は必死に呼びかける、イソップの生きたいという本能に呼びかける。
「イソップ、聞こえるか?!もうすぐ試合が始まるんだ!それまで頑張ってくれ!!頼む、頑張ってくれ!!」
「やめてください、この子はもう何も見ることも聞くことも・・・」
イソップの父親は賢治に言う。
父親の声は賢治の耳に届かず更にイソップに呼びかける。
「イソップ、目を開けてくれ!お前がデザインしてくれたマークを付けた選手たちが戦うのを一度でいいから見てくれ!!」
「イソップ!あのライジングサンのマークを付けた選手たちが、お前のために戦うんだぞ!!」
賢治の必死の呼びかけが届いたのか、もう既に意識の無いイソップは賢治に握られた手をほんの少し握り返した。
そして、ライジングサンを付けた選手たちが必死に戦う姿を思い浮かべることができたのか、イソップは微笑んだ。
奇跡が起きた一瞬であった。
しかし、奇跡はほんの一瞬だけで、ついにイソップは力尽きてしまう。
失意のどん底に突き落とされた賢治は、病院の屋上で一人泣いている。
そして夜が明け、太陽が昇る。
そう、イソップがデザインしたライジングサンである。
「毎朝、海から昇る太陽を見て思いついたんです。僕らもあの太陽のように真っ赤に燃えて昇っていきたいと。」
そして、ここぞというタイミングで流れ出すHERO
山城校長「ついに奇跡は起きなかったね」
賢治「奇跡は起きます!!きっと起こしてみせます!!相模一高に勝ちます!!イソップのために必ず勝ちます!!」
賢治は、試合当日のグランドで部員たちにイソップの死を伝える。
「いいか!お前たち一人一人の後ろにはイソップが付いている。苦しい時はイソップの顔を思い出せ!歯を喰いしばって練習に耐え抜いてきたイソップの顔をだ!!」
賢治は部員たちを鼓舞する。
悲しくもイソップの生き様を胸に刻んだ川浜ラグビー部の選手たちは、相模一高との決戦に向かった。
まとめ:スクールウォーズ第13話は無料動画配信中
イソップ・・・、もうこの回はヤバいですよね。
スクールウォーズって泣けるシーンがオンパレードなんだけど、この回のイソップの最期のシーンは泣けるベスト3に入るのではないでしょうか。
でもね。ちょっと現実に戻っちゃうと。
『あの人は今?!』みたいな特番で、あのドラマに出ていた役者さんは今何してる?みたいなのにイソップ役の高野浩和さんが出演されるわけですよ。
それを見るとなんとも不思議な気持ちになります。
良かった!!イソップが生きていた!!
とか、
イソップ、老けたな・・・。
とか(笑)
でも間違いないのは、イソップなくしてスクールウォーズは語れませんよね。
ありがとうイソップ!!
スクールウォーズ第13話『力の限り生きた!』は、Amazonプライムビデオで見れますよ!!