スクールウォーズ第12話『愛は死線を越えて』のあらすじです。
もうね、この回は、
生きることの意味って何なの?
死ぬってどういうことなの?
本当に考えさせられる内容となっています。
リアルタイムで見ていた時、小学生ながらに真面目にそんなことを考えるきっかけを与えてくれました。
脳腫瘍のイソップは生きることの意味をどうとらえているのか?
賢治は、死を迎えようとしているイソップに何を伝えるのか?
視聴者さえも泣き虫になってしまうスクールウォーズ第12話のあらすじいきます!!
スクールウォーズ第12話のあらすじ:愛は死線を越えて
圭子の父、大財閥の富田義道は、圭子の結婚の相手を自分で決め、強引に縁談を進めようとして、圭子が働く新楽まで出向いていた。
しかし、森田と交際中の圭子は、当然縁談することすら嫌がる。それでも強引に連れ戻そうとする父義道と取り巻きは、新楽マスター下田大三郎の正論によって退散する。
そしてしばらくして、イソップが退院し、ラグビー部に戻ってきた。
イソップは、無事手術が終わり、すっかり良くなったと思い、練習をする仲間たちに大声で激を飛ばす。
そして病院の診断で先生からある薬を渡され愕然とする・・・。
その薬とは「K-16」である。
入院中に、死神と呼ばれる患者のおじさんに教えられたものだ。
薬の中身まではわからないが、その「K-16」を渡された患者はしばらくすると亡くなってしまうことを、イソップは聞いていたのだ。
その「K-16」が自分のところに・・・。
イソップは死期が近づいていることを知ってしまったのだ。
死を恐れたイソップは、心も荒れ果ててしまい、自暴自棄になってしまい、とうとう薬に手を出してしまう。
お金も尽きてしまったイソップは、ラグビー部室に忍び込み、たまたま部の応援に来ていた内田玄治の上着ポケットにある財布から現金を抜き去る。
内田玄治は、現金が減っていることに気付く。
その直前に、イソップが上着をいじっていたことを見ていた森田たちは、ひょっとしたらイソップがお金を盗ってしまったのではないかと思う。
それまでも不可解な言動や行動が目立ったイソップを不審に思った森田、大木、山崎に隠し通すことはもう無理だと判断した賢治は、イソップに残された時間が少ないことを告げる。
イソップから告白されたマネージャの山崎も、なぜ自分が告白されたか、それはイソップに死期が迫っていたからだと知る。
賢治たちは、イソップの行方を追って、イソップが薬を買う現場を押さえたところで捕まえる。
イソップがなぜ自分の余命のことを知ったのかを聞きだす賢治たち。
そして、イソップは賢治に問いかける。
「人間は何のために生きているんですか?」
賢治にとって、あまりに強烈な問いかけであり、すぐに答えることができなかった。
「今まで何のために生きてきたのか、それがわからなければ残された時間をどうやって過ごしていいかわからないんです!!」
イソップの懸命な問いかけに、賢治も甘利先生もただ呆然として答えることができない。
それを見ていた大木はイソップに薬を渡す。
生きる希望も無いイソップを見てられない大木の苦渋の判断であった。
甘利先生「大木!イソップを薬漬けにしてもいいのか?!」
大木「何のために生きているのか答えられないあんたに、そんなこと言えんのかよ?!それでも教師かよ?!」
賢治は、職員会議で、「人間は何のために生きているのか?」
16歳のイソップの純粋な問いに答える義務が我々大人にはあると言う。
山城校長は、その昔、少年航空兵の時に、死について考えたことがあったと話しを切り出した。
「人間は、正義とか人道とか抽象的なものではなく、妻や子供たちのような手触りのある具体的な愛するためになら死ねる。奥寺浩は、これまで何を愛してきたか・・・、それは・・・、ラグビーのはずです。」
そう言って、賢治の目をみつけ訴えかける。
山城校長の「イソップにはラグビーをやらせるべきだ」という言葉に理解はしつつも、イソップにそのことをどう伝えるのかを迷っていた。
その夜、富田圭子は、父親富田義道の部下に連れ去られる。
富田義道は、圭子に出生の秘密を話すという。
場面は変わり、賢治は薬入りのビニール袋を片手に持つイソップをグランドに連れていく。
賢治は、人間の生死についてラグビーを使って、イソップを必死に説得しようとした。
「人間は死なない、死ぬにしてもほんの一瞬なんだ」とイソップに諭す賢治。
「死ぬというのは、ボールがこのラインを超える、ほんのわずかな間のことなんだ。
しかし、人間は生きているうちから死を恐れるあまり、心まで死んでしまう。今のお前がそうだ。イソップ、お前の命はどこにある?!まだこの辺りだろう?!」
そう言って、サイドライン際にラグビーボールを置く賢治。
ラグビーボールをイソップの魂・命に見立て、必死に説得する賢治。
そして、人間はなぜ生きているのかという答えは、イソップ自身で出していると続ける。
「ボールが生きている間はベストを尽くさなきゃ!!最後まであきらめちゃダメだ!!」
「たとえ負けるとわかっている戦いでも、最後の最後まで戦い抜く!それが男だろ?!ラガーマンだろ?!」
それは、練習中に最後までボールを追いかけない大木に向かって必死に伝えたイソップの言葉であった。
ラグビーについて言ったことを生き方においてもやれるはずだと賢治は言う。
「人間の運命は生きることだ。そして何のために生きるか?それは愛すべきものを愛して戦うためだ。少なくとも俺にとってはそうだ。」
「人間は誰でも死ぬ。残された時間を燃焼しろ。そこにお前の命の輝きがあるんだ!!」
賢治はイソップに説く。
そしてイソップは、サイドラインを割ろうと転がるボールを大事に抱え込む。
まるで自分の命を大事にするように・・・。
イソップは、賢治の必死の説得により死の恐怖に打ち勝ち、今まで以上にラグビーを愛し、練習に励むようになった。
まとめ:スクールウォーズ第12話『愛は死線を越えて』は無料動画配信中です
生きることの意味、死の意味・・・。
考えれば考えるほどわからなくなり、不安になった経験は誰にでもあると思います。
「勝つとわかっている戦いなら誰でも戦う。しかし、負けるとわかっている戦いに出ていく、そして最後まで戦う。」
実は、小生にとって尊敬する方がまさにこのことを現実に体現していました。
次回は、ちょっと割り込みでそのことについて記事を書きたいと思います。
スクールウォーズは単なるラグビードラマ、スポ根ドラマではありません。
人生のバイブルです。
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