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桜島って釣り禁止になったの!?【避難港はNGだけど…どこがOK?】

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桜島って釣り禁止になったの!?【避難港はNGだけど…どこがOK?】

 

鹿児島と言えば火口から煙が立ち上っている桜島、というイメージを浮かべる方も多いのではないでしょうか。
 
その桜島では釣りが禁止になったらしいとネット上でも話題になったようですが、実際はどうなのでしょう。そして釣りNGな理由とは・・・。

本記事では、桜島が釣り禁止なのか、どこでなら釣りをしてもOKなのか解説しています。ぜひ最後までごらんくださいね。

桜島って釣り禁止になったの!?【避難港で釣りNGの理由を知る】

結論から言いますと、河川港湾課が管理する避難港では釣りNGとなっています。また、当然ながら防波堤などの立入禁止区域でも釣りをすることができません。

 

それではもう少し深堀して解説していきますね。

 

避難港では釣り禁止

 魚影が濃く(水中の魚の数がハイレベルというときの表現)、魚釣りの人気スポットで桜島避難港。

実は令和3年6月、鹿児島市の条例によって釣りは禁止されているのです。

実は今までは「運用上問題がない&地元住民に迷惑かけないならいいよ」と黙認されてきました。

残念ながら、マナー違反をする人がいて、地元の方や漁業関係者から苦情が上がることも。実際にトラブルになったケースもあるそうです。

本当は禁止だったわけですから、今まで釣りをしてきた人たちにとっては、ご厚意に感謝こそすれ、なんでしちゃいけないんだと怒ってはいけません。

そうは言っても、やはりマナー違反はダメですよね。ゴミを持ち帰るとか漁業関係者さんに迷惑をかけないように釣りができていれば良かったのに…。

 

それでは「桜島では全く釣りができないのか?」と聞かれると、釣りOKができるスポットはあります。

 

桜島で釣りをするなら海釣り公園


鹿児島市では海釣り公園での釣りをすすめています。雄大な桜島をバックに気軽に釣りが楽しめるレジャースポットです。

潮流は比較的速く、アジやカサゴ、メジナなどが釣れます。

桜島フェリーターミナルから徒歩10分とアクセスしやすい場所にあり、最寄りに無料の公共駐車場があります。

年中無休ですが、利用料金(釣り料・大人200円、小人100円。4時間を超えると超過料金がかかります。釣り竿の無料貸し出しサービスも行っています。

月によって営業時間がかわるため、ホームページで確認しましょう。ほかにも利用方法や注意事項などもあるので、事前にホームページで確認するとよいでしょう。

 

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桜島海づり公園の詳細

 

住所:鹿児島県鹿児島市桜島横山町1722-3


アクセス:
・鹿児島IC→桜島フェリー乗り場:車で15分

・鹿児島中央駅→桜島フェリー乗り場:車で15分
・桜島フェリー乗り場→桜島港:乗船15分
・桜島港:徒歩10分

営業時間:
・4月~9月:AM6:00~PM7:00
・10月:AM6:00~PM6:00
・11月~3月:AM7:00~PM5:00

定休日:なし(年中無休)※台風などの悪天候により休みとなる場合もあります。


入園料:

・釣り料金:4時間まで【大人200円(団体150円)、小人100円(団体 80円)
※20名以上で団体料金となります。

・超過料金:※1時間あたり【大人50円、小人20円】

・見学料:大人100円、小人50円

・回数券:大人6回分1,000円、小人6回分500円

公式サイト:鹿児島市海づり公園


桜島海づり公園で釣れる魚:
春:マダイ、カサゴ、カワハギ、メジナ、ベラ、マダコ
夏:マダイ、カサゴ、アジ、カンパチ、コロダイ、マダコ、イカ
秋:マダイ、カサゴ、カワハギ、メジナ、アジ、カンパチ、コロダイ、イシダイ、イカ
冬:マダイ、カサゴ、カワハギ、メジナ、イシダイ

 

禁止事項:投げ釣り及び撒き餌(網籠によるものを除く)は禁止となっています。

 

 

桜島とは

現在も毎日のように小規模な噴火を繰り返している火山です。北岳・南岳の二つの主峰があり、高さ1,117メートル、周囲約52kmの大きさです。

主な火口は南岳山頂火口と昭和火口の2か所で、2006年に昭和火口から58年ぶりに噴火した後は大半が昭和火口からの噴火です。

噴火の回数は年間1,000回を超えることもあり、降灰も毎日です。1日2~3回の噴火は桜島島民だけでなく、鹿児島市民にとって、もはや日常の光景といえます。

火山灰は軽いため、風にのって遠くまで飛びます。たまに70km弱離れた宮崎県都城市などの一部の地域でも火山灰がうっすら積もっていることも。

降灰だけでなく、ごくまれに「ドンッ」という音が聞こえたり、空振(空気の振動)によって障子や窓ガラスがガタガタと音をたてる現象が、遠く離れた宮崎の地でも確認されます。

2011年に噴火した新燃岳(鹿児島県と宮崎県にまたがる活火山)が、また噴火した?!と驚いた宮崎の地元住民から、宮崎気象台に問い合わせがきたこともあったそうです。

桜島は鹿児島市から望む錦江湾にある島ですが、1914年の大正大噴火で流れ出した溶岩によって海峡が埋まり、大隅半島と陸続きになっています。

鹿児市から向かうには、海をはさんでいるためフェリーを利用します。

人々の桜島での生活の歴史は長く、縄文時代から始まりました。現在では約4600人が暮らしています(2015年)。

大噴火や土石流などの火山災害を見舞われることもありますが、桜島大根や桜島小みかんなどのおいしい農作物や体の疲れを癒やす温泉など、火山による恩恵も受けています。

 

桜島の避難港とは

桜島は日本有数の活火山であり、過去にはには身の危険を伴うような大噴火をおこし、その危険性は今でも変わりません。

そのため島外避難に備えて、島内には現在地や島外までの距離、待避壕などの退避施設への誘導看板が設置されています。

退避施設も整備されており、島の主要道路沿いや展望所等に噴石から一時的に身を守る施設である避難壕が計32か所あります。これは住民だけでなく観光客も避難することが出来ます。

大規模噴火となると観光客はもちろん、島民も島外避難となります。その際に利用する避難港が20か所整備されています(桜島港フェリーターミナル、新島を含むと22か所)。

フェリーなどの救助船舶が到着するまでの安全に待機する施設として、避難港の近くに退避舎も設置されています。

 

22の避難港一覧

反時計回り順に番号がつけられています。

・赤水港(桜島1番避難港):所在地 赤水町
・野尻港(桜島2番避難港):野尻町
・持木避難港(桜島3番避難港)持木町
・湯之避難港(桜島4番避難港):東桜島町
・下村避難港(桜島5番避難港):古里町
・宮下避難港(桜島6番避難港):古里町
・有村避難港(桜島7番避難港):有村町
・塩ヶ屋元港(桜島8番避難港):黒神町
・宇土港(桜島9番避難港):黒神町
・浦之前避難港(桜島10番避難港):高免町
・園山避難港(桜島11番避難港):高免町
・高免避難港(桜島12番避難港):高免町
・白浜港(桜島13番避難港):白浜町
・二俣港(桜島14番避難港):二俣町
・松浦避難港(桜島15番避難港):松浦町
・西道避難港(桜島16番避難港):西道町
・藤野避難港(桜島17番避難港):藤野町
・武避難港(桜島18番避難港):武町
・長谷避難港(桜島19番避難港):赤生原町
・赤生原避難港(桜島20番避難港):小池町
・桜島フェリーターミナル(桜島21番避難港):横山町
・新島港(桜島22番避難港):新島町

 

まとめ


桜島での釣りは、避難港や防波堤では禁止となっていますが、海づり公園では釣りができます。

お一人でも良し、家族でワイワイ楽しくも良し、また、海づり公園では売店もありますし、竿も無料で借りれます。

てぶらでも楽しめる海づり公園ですので、ぜひマナーを守りつつ、釣りを楽しんでくださいね。

 

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