「ぬいぐるみが臭い」
長い間ほったらかしにしていた、ぬいぐるみがなんか臭い…。
ホコリをかぶったぬいぐるみを洗濯した後、乾かしたのになんとも嫌な生乾きのスッぱい臭いがついた経験がありませんか?!
先日、仕事の打ち合わせで訪問したお客様宅で、娘さんが「ぬいぐるみくちゃーい」とお母さんにウサギのぬいぐるみを渡していました。
「何度も洗ってるのに臭い取れないのよね~」と呟かれていました。
小生も、昔UFOキャッチャーで取りまくったぬいぐるみを洗濯した時に、生乾きの臭いに「クサっ!!」と、思わずぬいぐるみを投げ捨てたことがあります。
今回は、ぬいぐるみを洗った後に生乾きで発生した嫌な臭いの取り方の手順を紹介したいと思います。
ぬいぐるみが生乾きで臭い時は?【ガチで解決できる手順を紹介します】
それでは、臭いを消し去る手順を見ていきましょう。
手順1.重曹と40℃のお湯に漬けてから洗濯
重曹ってホント便利で何にでも役に立ちますよね!!
指で触れる程度、40℃ぐらいのお湯を溜めます。
ぬいぐるみの大きさや数で、必要なお湯の量が変わってきますが、お湯10リットルに重曹大さじ1杯が目安です。
重曹が溶けたお湯の中にぬいぐるみをネットに入れて放り込み、約30分漬けておきます。
30分漬けた後は、軽くすすいで、普通にいつもの洗剤を使って洗濯します。
ポイント
重曹は消臭効果がありますし、臭いの元となる皮脂汚れを落としてくれます。
皮脂汚れが落ちると、臭いは取れるのはもちろん、重曹の白さで表面も清潔感のある仕上がりになるので一石二鳥です。
手順2.乾燥機でしっかり乾かす
ぬいぐるみは、服と同じように乾かすだけだと、乾くまで時間がかかるので雑菌が増えて臭うわけです。
ですので、どれだけ時間をかけずに早く乾かすかがキモなわけです。
乾燥機がついていれば、脱水乾燥してあげたり、低温モードで乾燥します。
通常の乾燥モードだと、ぬいぐるみが型崩れしてしまうので注意が必要です。
で、洗濯機も乾燥機もなければ、コインランドリーがおすすめです。コインランドリーでも乾燥機は、静止乾燥等、ぬいぐるみに優しいモードで乾燥してください。
手順3.仕上げは、形を整えて日陰干し
ある程度乾燥させて水分を飛ばした後は、元々の形に整えてあげましょう。崩れた形で乾かすのはNGです。
仕上げは、形を整えてから風通しの良いところで陰干しします。直射日光に当ててしまうと色落ちしたり変色の可能性がありますからね。
陰干しする時は、型崩れのしづらい平干しネットが重宝します。
間違っても洗濯バサミなので挟まないでくださいね。ぬいぐるみが可哀相・・・。
ぬいぐるみの生乾きの臭いの原因は雑菌です
生乾きの臭いの原因は何かわかりますか?!
はい、・・・雑菌です。
洗濯物が生乾きで臭いのも、レストランなどのおしぼりが臭うのも、雑菌が原因です。
なので、雑菌を取れば、生乾きの嫌な臭いは取れます。
上記の手順でお伝えしましたが、まずは熱でやっつけるのがとても効果的です。
あと、洗ったあとが大事なのですが、ぬいぐるみの中が乾ききっていないことが、生乾きの原因です。
服やシーツなどは表面にエタノールスプレーをかければ良いですが、ぬいぐるみは中の綿が乾きづらいのです。
ぬいぐるみを洗濯する時の注意点!
ぬいぐるみを洗濯する前に、絶対にチェックしておかなければいけないことがあります。
後悔しないように口に出してチェックしましょうね。
そもそも洗っても良いぬいぐるみなのかを確認
これ、意外と知らないでいきなり洗濯して、ぬいぐるみを台無しにする人いるみたいです。
ぬいぐるみの種類によっては、洗えないものもあるので注意が必要です。
例えば、
・素材がウール、革など
・水に弱く、劣化しやすい素材
わからなかったら、プロのぬいぐるみOKのクリーニング屋さんに聞いてみてください。
ぬいぐるみのパーツを確認
ぬいぐるみの素材だったり、目や鼻に使われるパーツなど、ぬいぐるみが服を着ていたり、アクセサリーを付けている場合は服もしっかり確認しましょう。
洗濯したら「目が取れてる~!!」とか「鼻がもげてる~!!」とかショックを受けないように・・・。
まぁ、もし取れちゃったら、思い切って脱着式に改造しちゃえば良いかもしれませんね。
あと、服やアクセサリーで外せるタイプであれば外してから洗濯しましょう。ぬいぐるみ本体と違った素材の服なのは、色落ちの危険性もあり要注意です。
梅雨時期は避ける
梅雨の時期にぬいぐるみを洗濯すると乾きにくいので、なるべく避けたいところです。どうしても梅雨時期に洗いたいのであれば、雨の日は避けて晴れの日を狙って、しっかり乾燥させ、風通しの良い場所で陰干しします。
どうしても自分で洗濯する自信がなければ・・・
・重曹を使うのがよくわからない
・乾燥機を使うと、ぬいぐるみが縮みそうで怖い
・コインランドリーもなんとなく抵抗がある
そんなお悩みを持つアナタには、もう、ぬいぐるみもOKなプロのクリーニング屋さんしかありません。
一部離島は除きますが、全国対応でネットで注文できるので楽チンです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
冒頭でお話ししたお客様にもこの解決法をお伝えして、早速試してみるとおっしゃっていました。
生乾きのプーンとする嫌な臭いとオサラバするには、効果的な洗濯が必要ですし、乾燥にも気を使い、しっかり乾かして湿気を飛ばすことが重要だとおわかりいただけたかなと思います。
また、室内で陰干しする時は、必ず風通しの良い場所で、換気もしっかり行ってください。
そうしないと、ぬいぐるみの中で雑菌がモーレツに増えて、また臭っちゃいます。
ぬいぐるみの洗濯は、少し手間がかかってしまいますが、愛着あるぬいぐるみが綺麗になって、良い匂いになれば、そんなの関係ねーですよ。
しかも、また洗濯しなければいけないと考えたら、効率的・効果的に一回で洗濯できた方が断然良いですよね!!
毎回、ぬいぐるみの生乾きに困っている方は、ぜひ試してみてくださいね!!
この記事が参考になったら嬉しいです。
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