最近、肩こりが酷くて…。たまたま見た『ためしてガッテン』で放送された筋膜リリースの動画を見ました。
ただ、ネットで「筋膜リリース」と検索したら、「胡散臭い」だとか「インチキだろ?!」みたいなネガティブなコメントが結構出てます。
疑ったら何でも調べなきゃ済まない小生が「筋膜リリースは本当に胡散臭いのか?!」調べてみました。
基本、ためしてガッテンで説明された内容を紹介しつつ、効果があるのか真実に迫ってみました。
・筋膜リリースについて調べたい人
・筋膜リリースって本当に効果があるのか知りたい人
・筋膜リリースを胡散臭いと疑っている人
そんな方にぜひ読んで頂きたい内容になっています。誰でも自宅でできる方法なので、最後までお付き合いくださいね。
- 筋膜リリースって胡散臭いの?!【ためしてガッテンで紹介された方法は効果があるのか?!】
- ためしてガッテンで紹介された筋膜リリース方法の手順
- 胡散臭いと言われた筋膜リリースを実際に2週間やった結果
- 現代人にこそ筋膜リリースをやるべき理由
- まとめ:筋膜リリースはうさん臭いことはなかった
筋膜リリースって胡散臭いの?!【ためしてガッテンで紹介された方法は効果があるのか?!】
筋膜リリースという言葉のイメージがなんとなく胡散臭いイメージなのかもしれませんね。
では、先に結論からお伝えします。
筋膜リリースは、効果があると言えます。現在は、別名『ファシアケア』とも呼ばれていますが、きちんとエビデンスもあります。
また、ためしてガッテン内でも結論で説明されていましたが、肩こりの原因は、筋膜の固まった「シワ」がコリを作る元凶だったのです。
「シワ」を伸ばすことで頑固な肩こりも解消されるというのです。
それでは、なぜ筋膜リリースがうさん臭くないのか、肩こりに効果があると言えるのか、実際にどうやって筋膜リリースをやるのか、ここから深堀して説明していきます。
そもそも筋膜リリースって何?!
我々人間の皮膚の下には、全身を筋膜によって覆われています。筋膜は、いわゆる筋肉だけでなくて、骨・血管・内臓・神経といった体の内部を保護するための役割があります。
筋膜を大きく分けると、全身を覆う『浅筋膜』と、それぞれの部位ごとの筋肉を分ける『深筋膜』があります。
そして、その2つの筋膜の間に、血管(動脈・静脈)だったり、神経、リンパ管などが通っているんです。
この『浅筋膜』と『深筋膜』同士が癒着してしまうと、肩こりや、むくみなどが起こるのです。
特に、運動不足の人だったり、ステイホーム、リモート時間が長くて、1日中同じ姿勢でパソコンしていたり、仕事をしていると筋膜が癒着しやすいのです。
この2つの筋膜の癒着を緩めれば、滞っていたリンパ液が体内を循環し、更には老廃物を排出してくれるので代謝が良くなります。
そうすると、神経が悪影響を起こしていた痛みを根本から無くすことができるんです。
ためしてガッテンで紹介された筋膜リリース方法の手順
ためしてガッテンで放送されていた、医学界が大注目している筋膜リリースの手順をわかりやすく解説していきます。
文字で説明する前に、ためしてガッテンで放送された内容を説明した動画を紹介します。
(※本家ためしてガッテンの動画は既に消去されています)
『ためしてガッテン』筋膜リリースのやり方を動画でチェック
こちらの動画ですが、ためしてガッテンで放送された筋膜リリースの図解イラストがわかりやすいです。
↓
それでは、動画を見て頂いた後は復習していきましょう。
斜め腕伸ばし:筋膜リリース
1.右手を斜め後方にピンと伸ばします。
指先が床にもぐりこむイメージです。
2.あごを引いて首を左側に傾けます。
ピンと伸ばした右手と反対方向に伸ばすイメージです。
そして、左手で右肩を押さえます。
3.左耳を前に出すように首を回します。
この状態をできる範囲で良いですが、
およそ20~90秒キープします。
4.首を傾けたまま、今度は鼻を左肩に近づけます。
この状態をできる範囲、およそ20~90秒キープします。
首や肩付近が伸びている感じがあればオッケーです。
今度は、逆に反対側の腕も同じように、1~4を行います。
平泳ぎ風:筋膜リリース
1.背中を丸めず、肩甲骨だけを押し出します。
両腕を前に伸ばして20~90秒キープします。
2.肘を肩の高さのまま後ろに引きます。
その状態で20~90秒キープします。
この時、肩、ひじ、手のひらが一直線になるようにします。
小生もそうですが、体が硬い人は攣りそうになります・・・。無理のない範囲で。
※注意
痛いのを我慢してむりやり伸ばすのはかえって逆効果です。
「伸びてるなー、気持ちいいなー」という程度で、ゆっくりと伸ばす力加減でやりましょう。
3.2.の状態からゆっくりと肩甲骨を起こして手を上にあげます。
この時、肘が下がらないようにします。肩と肘の高さが同じように意識すると良いです。また、肘を前に出さず、腕~肘と胸の位置が平行になるようにします。
ゆーっくり、ゆっくり、じっくり動かすようにしましょう。早い動作だと効果が半減します。
S字:筋膜リリース
1.右手を頭の後ろへまわします。
この時、右手の手のひらは頭を触る向きです。
そして、左手を背中の後ろへまわします。
左手の手の甲を背中に押し付ける向きです。
肘は90度に曲げます。
2.そこから肘を反時計回りにジワジワ動かします。
その状態で20~90秒キープします。
3.更に、右足を前にクロスさせて体を左に倒します。
その状態で20~90秒キープします。
今度は、逆に反対側も同じように1~3を行います。
※注意
バランスが難しい動作なので、まわりに何もない場所で行ってください。そして、転倒には十分注意してください。ちょっとでも不安があれば無理にやらないでくださいね。
バレリーナ風:筋膜リリース
1.右手のひらを自分に向けて右腕を上に引き上げます。
左手のひらは後ろに向けて下に伸ばします。
2.右足を一歩前に出して体を左にひねります。
この状態で20~90秒キープします。
終わったら、逆側で同じように20~90秒キープします。
これで1セット終了です。
斜め腕伸ばし:筋膜リリース→平泳ぎ風:筋膜リリース→S字:筋膜リリース→バレリーナ風:筋膜リリース
この一連の流れを毎日3セット行います。
理想はそれぞれの動作を90秒キープが理想ですが、ご自身の体調や体のできる範囲で無理なくやってみましょう。
最初は20秒、慣れてきたら10秒ずつ増やしていくのもアリです。
胡散臭いと言われた筋膜リリースを実際に2週間やった結果
ためしてガッテンの番組内で、実際に筋膜リリースを2週間続けた女性の方を紹介していました。
まずは、筋膜リリースする前の肩の筋肉の動きを計測してみると2.0mmでした。
あまり筋肉の動きが良くない数値です。
そして、筋肉のシワを取るストレッチ、筋膜リリースを2週間続けられました。
内容は、上記に紹介した、
・斜め腕伸ばし:筋膜リリース
・平泳ぎ風:筋膜リリース
・S字:筋膜リリース
・バレリーナ風:筋膜リリース
ですね。
職場では、同僚の皆さんと仕事の合間や休憩時間で筋膜リリース。
自宅では、お子さんと一緒に筋膜リリース。
1回5分。
毎日、朝・昼・夜、2週間続けました。
そして2週間後・・・。
まず、筋膜リリースを実践した女性の実感としては「体が軽くなって、可動域も広がった。頭痛で悩むことも少なくなった。」とのことでした。
お!感覚的にはだいぶ効果を感じられているみたいです。
そして、筋膜リリースを実践後の筋肉の動きの数値は・・・、7.7mmでした。
筋膜リリース前:2.0mm
↓
筋膜リリース実践後:7.7mm
なんと、筋肉の動きが3倍以上もなめらかになっていたのです。
「最初の3日間は、首や肩甲骨まわりが筋肉痛になってしまい、筋膜リリースをするのも辛かったのが、それを過ぎて慣れてしまうと、もの凄いラクになったとのこと。」
また、この筋膜リリースは、「スキマ時間でできたので、忙しい人でも無理なくできますね」と。
そして、肩を上に持ち上げる筋力測定もされていましたが、
筋膜リリース前:58kg
↓
筋膜リリース実践後:157kg
やはり、3倍以上の効果が得られていました。
2週間実践した感触も、データといったエビデンスもしっかりと効果が出た結果となっていました。
はい、きちんとした方法で筋膜リリースをすれば、胡散臭いなんてことはないですね(笑)
現代人にこそ筋膜リリースをやるべき理由
そもそも、考えてみたらなぜ筋肉が固まって「シワ」ができるんでしょうか。肩こりになるんでしょうか。
特に、今の現代人は昔の人よりも「シワ」肩こりになりやすい原因があるそうです。
ある生活習慣によるものなんですが、お察しの良い方はもうおわかりでしょうかね。
スマホですね。
同じ姿勢で、うつむき加減でずっとスマホを操作していることがいけないんですね。パソコンもそうですが、もし、30分スマホをいじったら筋膜リリースを5分やることをおすすめします。
まとめ:筋膜リリースはうさん臭いことはなかった
筋膜リリースはうさん臭くないことがわかって頂けたでしょうか?!
ためしてガッテンの番組内で、芸能人の方々も筋膜リリースを実践されていましたが、山瀬まみさんは短時間で「脇腹がポカポカになった」とおしゃっていました。
今まで良くなかった血流が急に流れが良くなったということでしょう。
さいごにまとめます。
・斜め腕伸ばし:筋膜リリース
・平泳ぎ風:筋膜リリース
・S字:筋膜リリース
・バレリーナ風:筋膜リリース
1回5分。
毎日、朝・昼・夜、1日15分を頑張って2週間続けてみましょう。最初の数日はキツいかもしれませんが、それを乗り越えて習慣づけられれば、頑固な肩こりから解消されるはずです。
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