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カニの足って再生するの!?真実とメカニズムが知りたい…

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カニの足って再生するの!?真実とメカニズムが知りたい…


カニが美味しい季節になってきますね。冬のシーズンになるとカニを食べる機会も増えますし、大好物の人も多いでしょう。

そして時には、活カニとして生きたカニを調理することもありますよね。

そんなカニですが、生きている時に足がポロって取れてしまうことがあります。カニの足ってトカゲのしっぽみたいに再生するのでしょうか?

ちょっと疑問に思ったので、カニの足の再生について解説をしていきます。

カニの足は再生するのかを解説します!メカニズムも紹介


生きているカニの足ですが、よくポロっと取れてしまいますよね。

またカニに限らず、トカゲなども尻尾をよく切り離します。トカゲの尻尾切りなんて言葉もありますよね。

さてカニの場合ですが、取れてしまった場合再生をするのでしょうか?

結論から言えば、再生します。


それでは詳しく解説をしていきます。

生きているカニは、敵に襲われた際に足を切り離すことがあります。

この行為は『自切』と呼ばれており、自然界の動物では割とよく見られる行為であり、自切によって自分の命を守ります。

一応自切には痛みはないと言われていますが、実際どうなのかはわかりません。カニが自切を行なったとしてもその断面にはすぐに膜が覆われます。

これによって体液などを出るのを防ぎます。そして自切を行なった後のカニの膜の下にはすぐに小さな次の足ができています。

これはまさに生命の不思議ですよね。

もし生きている自切をしたカニを見る機会があれば、その断面をよく見てみましょう。

膜の内側には小さな次の足が確認できるはずです。しかし、このカニの足は、そのままだと膜の中にずっとあって使うことができません。

カニの次の足は、使えるようになるには脱皮をする必要があります。カニなどの生物は脱皮をすることも知っている人は多いと思います。

この脱皮をすることで生物は次第に大きくなるのですが、この脱皮には回復能力もあります。

脱皮をすることで傷ついた体から新しい体に生まれ変わります。

取れてしまったカニの足も同様であり、脱皮をするタイミングで次の足が外に出てようやく使えるようになるというわけです。

このようにカニの足は再生をすることができます。


※Youtubeで「カニの足を再生する」動画を見つけたので、お時間あったら見てみてくださいね。

 


www.youtube.com

 

え?ってことはカニの足は永遠に再生するの!?

以上のとおり、少しかわいそうではありますがカニの足は再生することがわかりました。

すると、ここで一つの疑問が浮かび上がりませんか?

 

生きたカニの足をとって放置をすれば、永遠にカニを食べることができるのでしょうか?

これは…、できないんですね。

カニに限らず生物の脱皮は、生涯の中で何回するかが決められています。

ですので、もしカニの自切のタイミングが脱皮の後だったら、もう再生をすることはありません。

それでも足が切れても再生できる自然生物の生命力には驚きですね。

人間はどうして足などは再生できないのだろうか…。上記のようにカニなどの生物は足を再生することができます。

しかし人間の場合、髪が抜ければ生えてくるし、爪や皮膚は再生することがあっても、足や腕は再生することがありません。

このような違いは一体なんなのでしょうか?

結論から言うと、それは細胞の複雑さが原因とされています。

カニの足に比べて、人間の足や腕は構造が複雑となっています。

血管や筋肉、骨などが幾重にも重なって構成されており神経も多く通っています。このような複雑な構造をしていると細胞もそれだけ細分化をします。

それゆえに一度失ってしまうと、細胞の再構成ができなくなってしまい、人間の足や腕は再生をしないと言われています。

カニなどの生物の場合、人間に比べて構造が単純であるがゆえに再生ができるというわけですね。

これもまた生命の不思議ですね。

 

まとめ


カニの足は再生します。カニなどの生物の多くは命を守るために自切という行動を取ります。

そして自切をした断面の下にはすぐに次の足が再生をされます。但し、再生した足ですがすぐには使うことができません。

脱皮をした際に新しく使うことができるようになり、再生をすることができます。

このようにカニの足が再生できるのは構造が簡単であり、細胞が再構築しやすいからだと言われています。

もし見る機会があったら、自切したカニの足にも注目をしてみてくださいね。