今やイベントとしてハロウィンは日本に定着しています。ハロウィンが日本でいつから流行っているのか気になったことありませんか?
以前はここまで盛大ではなかったのにいつからか大イベントになったハロウィン。そこで今回は日本でハロウィンがいつから流行っているのかについてご紹介します。
ハロウィンが流行る理由や歴史も教えちゃいます。みんなが知らない歴史を知れば雑学王になれるかもしれませんよ。
日本でハロウィンはいつから流行ってるの?
ハロウィンが日本で流行り始めたのは大体2000年前後からでしょう。そのころから徐々に盛り上がりを見せ始めました。
それまではテレビやメディアなどでもハロウィンを取り上げることはなく、日本では特別なイベントとしては扱っていませんでした。
それでは、なぜハロウィンが日本で流行ったのでしょうか?
ハロウィンが日本で流行った理由の一つにハロウィンでの『仮装』が挙げられます。
1990年代前半には日本でコスプレ文化が広がりました。ハロウィンと言えば仮装をすることで知られていますよね。
このコスプレ文化と仮装をするハロウィンの相性が良かったと考えられます。コスプレに興味はあるけどコスプレをするタイミングがないと思っている人は少なくないでしょう。
ハロウィンを理由にコスプレをして楽しむ人が多いんでしょうね。また、ハロウィンは日本人の気質にも合っているようです。
日本人は外国人と比べて感情を表に出すのが苦手だと言われています。仮装を挟むことで自分を素直に出せたり初対面でもコミュニケーションが取れたりします。
さらに仮装することでいつもとは違う自分になる『変身願望』が満たされ日常の中で『非日常』を感じる解放感も味わうことができます。
恥ずかしがり屋さんな日本人の気質とマッチしたのではないでしょうか。
SNSの普及もハロウィンが日本で流行ったのにはSNSの普及も関係しています。例えばハロウィンになると毎年のように仮装をした多くの人が渋谷に集まります。
現場では仮装をして雰囲気や交流を楽しみつつSNSにアップします。メディアでもハロウィンの様子を放送。興味を持てば行ってみたくなりますよね。
つまり、
参加者がSNSにアップ
↓
SNSを観た人が興味を持つ
↓
参加する
そのようなループでハロウィンが年々盛り上がりを見せているのです。
ハロウィンの歴史
日本ではハロウィンをイベントとして楽しんでいますがハロウィンには歴史があります。
実はハロウィンは2000年以上前に存在していた宗教的なお祭りが起源です。古代ケルトでは11月1日に暦が変わっていました。
前日の10月31日には魂が家族のもとに帰ると言われていて、その日には収穫を祝うとともに悪魔祓いもされていました。
悪魔や魔女は家族のもとに降りてきた魂に便乗して災いをもたらすと信じられていたからです。
この収穫と悪魔祓いのお祭りがハロウィンの起源になります。
ハロウィンで仮装をするのはなぜ?
祝祭としてのハロウィンで仮装をするのは身を守るためです。10月31日にはご先祖様の魂と共に悪魔や魔女が降りてきて災いをもたらすとされていました。
そこで仮面をかぶって身を守ったり悪魔や魔女の格好をして仲間に見せかけたりしていました。
日本では様々な仮装やコスプレをしますがハロウィンとしての本当の意味合いとしては悪魔や魔女に仮装するのが正しいというわけです。
本当はジャック・オー・ランタンはかぼちゃではない
ハロウィンのシンボルと言えばかぼちゃをくりぬいて作る『ジャック・オー・ランタン』。
ジャック・オー・ランタンを玄関や窓辺に飾ってハロウィンを迎えます。このジャック・オー・ランタンを飾る理由は悪魔が怖がって逃げるためだと言われています。
実はジャック・オー・ランタン、元々はカブで作られたんですよ。ジャック・オー・ランタンはアイルランドの伝説に由来します。
『悪事ばかり働いていたジャックという男が悪魔をだましたため、死後天国にも地獄にも行けずカブのランタンに火を灯してさまよい続けている』というお話です。
ハロウィンでカブではなくかぼちゃが使われる理由はかぼちゃが手に入りやすかったからだそうです。
本当はカブのジャック・オー・ランタンが正しいのですね。
日本でハロウィンが流行ったきっかけとは?
日本人の気質にも合いSNS普及で今ではメディアでも大々的に取り上げられるようになったハロウィン。
ハロウィンが日本で流行るきっかけを作ったのは『原宿表参道ハローハロウィーンパンプキンパレード』と言われています。
日本で最初に仮装パレードが行われたこのイベント。仮装をした12歳以下の子供たちとその保護者が対象で原宿表参道を約1キロに渡りパレードします。
第1回開催時は認知度が低かったため参加者は外国人が多かったそうなのですが現在では徐々に参加人数も増えているとのことです。
その後は、東京ディズニーランドとユニバーサルスタジオジャパンもハロウィンイベントを開催したことから日本でのハロウィンの知名度が上がり始めました。
東京ディズニーランドでは1997年に抽選で選ばれたゲストのみ仮装をして、大きなミッキーカボチャと共にトゥーンタウンまでパレードを行う『ディズニー・ハッピーハロウィン』を開催。
ユニバーサルスタジオジャパンでは2002年に『ハリウッド・ハロウィンイベント』を仕掛けています。
この2大テーマパークが開催したハロウィンイベントは日本でハロウィンを流行らせる立役者となりました。
ハロウィン番外編:イカしたジャーマンメタルバンドとは?
高校時代初めてジャーマンメタルを知りました。そして、友人が文化祭で演奏したHELLOWEENの『I Want Out 』がガチでカッコ良すぎて、それからHELLOWEENのトリコになりました。
そして、このアルバムは自分の中で最強です。捨て曲無し!!
『Eagle Fly Free』は絶対聞いてみてください。
はい、すいません、ハロウィン繋がりということで・・・。
まとめ
今回はハロウィンが日本でいつから流行っているのかをご紹介しました。日本で流行り始めたのは2000年前後、テーマパークでイベントを開催してハロウィンが広まり始めました。
日本で流行った理由は日本人の気質に合ったからだと思われます。日本ではハロウィンはイベントとして知られていますが起源は宗教的なお祭りです。
・悪魔や魔女に扮するのがハロウィンとしての正しい仮装
・伝説に由来するとジャック・オー・ランタンはカブで作る
ということを雑学で知っておくといいですね。みんなに豆知識として披露してみると一目置かれるかもしれませんよ。
あと、仮装して街に出掛ける時は、周囲の人に迷惑をかけないようにしましょうね。ゴミも必ず自宅に持ち帰りましょう。
マナーを守ってこそ、みんなで楽しめるのがハロウィンですからね。