うっす、ザキオノ(@loscluza12)です。
先週末、コジロウのデンタルケア定期検診に行ってきました。前回から約半年ぶりだったのですが、多少の歯石は付いていたものの、この程度なら大丈夫ですねと先生から褒められましたよ。
コジロウが歯周病治療で抜歯した病院は、神奈川県横浜市港南区にある犬専用歯医者さん『オーシャンズペットケアセンター』です。全身麻酔をして9本抜歯したのですが、興味がある方はこちらの記事もぜひご覧頂ければ幸いです。
しかし、全く予想しなかったことを先生から言われました。
「あれ、ちょっと心臓音が・・・?」
まだ確定ではないのですが、ひょっとしたら心臓病で6段階で1程度の症状らしいのです・・・。聴診器で聞く心臓音に異変が見られたというのです。
コジロウは今まで一度も心臓のことを言われなかったのでショックでしたが、どこかしらに悪いところが出てきてもおかしくない年齢です。逆に今まで何も無かったのが珍しかったのかもしれません。
というのもキャバリアは心臓病を患う可能性が高い犬種だからです。今回は、今後のコジロウの生活にかかわることですし、ちょっとノーマークだった心臓病について調べてみました。ワンちゃんを飼っている飼い主さんにとっても心配なテーマだと思いますが、参考にして頂ければ幸いです。
心臓疾患の可能性がある?
心臓病と聞くと、私は真っ先にキャプテン翼でいうところの三杉淳が思い浮かびます。彼はガラスのエース、天才的なプレーヤーでありながら心臓病を患いプレイ時間が限定されていました。・・・・・、ちょっと話しがそれてしまいましたが、コジロウもキャバリアに多い心臓疾患の可能性が出てきました。
先生がおっしゃるには、病院での診断で興奮したりするとそう聞こえる場合もあるそうなので、今すぐどうなるということではないということです。ちょうど体の方の健康診断を今月10月に受ける予定だったのでタイミング的には良かったのかもしれません。
ちなみに聴診器で聞こえる実際の音は、血液が逆流した音「ト、トーン、ト、トーン」と聞こえるとのこと。正常であれば「トーン、トーン」だそうです。
心臓の弁が上手く機能しなくなると血液の逆流が起こり異音で聞こえるということです。
キャバリアは心臓疾患「僧帽弁閉鎖不全症」になりやすい
キャバリアは心臓の病気の一つである「僧帽弁閉鎖不全症」(そうぞうべんへいさふぜんしょう)にかかりやすいと言われています。左心房と左心室の間にある僧帽弁という弁が上手く機能しないために、血液が逆流してしまうのです。
某ペット保険会社のデータによると、12歳の僧帽弁閉鎖不全症率は20%ですが、でキャバリアはなんと60%以上と数値が跳ね上がります。
コジロウのように初期段階(今現在はまだ診断はされていませんが)ですとそこまで
日常生活ではわかりづらいのかもしれません。しかし、段々と悪化してくると、と血液が逆流するわけですから体全身に血液が行き届かないので疲れやすくなったり、咳といった症状が出るようになります。
また、苦しさから胸を圧迫するような体制はしないようにあるそうです。コジロウは割と下記画像のような体制で寝ているのでまだ大丈夫だとは思いますが・・・。
シニア犬の場合、加齢と共に体力も落ちてきますし、毎日一緒にいるのでちょっとした変化に気付かない場合もあるので、やはり定期検診が重要になってきます。更に悪化してくると、肺からの血液が流れにくくなるので、うっ血して肺に水が溜まってしまい呼吸困難となりチアノーゼを起こす、体が必要とする血液量を十分に送り出せず心不全となってしまいます。
心臓は腎臓とも関係がある
また、心臓は腎臓と非常に繋がりがあります。腎臓は血液中の老廃物を尿に変える働きをしていますので、血液の流れが悪いと腎臓が尿をつくれなくなります。
尿がつくれないと老廃物が体外に出ていかないと脳に働きかえるので、もっと水分を摂って血液を作ろうとします。ですので腎臓が悪いワンちゃんはたくさん水を飲むようになるのですが、水を飲んでも血液の流れが悪いので結局腎臓で尿をつくれずに、毒素が体内に溜まってしまい「急性腎不全」を引き起こしてしまうのです。
悲しいことですが、コジロウの義姉のコロンちゃんも心臓と腎臓が悪かったのです。もし、コジロウが同じようになってもコロンのパパさん・ママさんのように愛情を持って献身的にしてあげたいです。飼い主さんとしても本当に尊敬できるパパさん・ママさんです。
コジロウの義姉:コロンちゃん、義弟:栗太郎くんとの出会いの記事はこちらから。
僧帽弁閉鎖不全症の有効な治療法は?
僧帽弁閉鎖不全症は、「僧帽弁修復術」という手術によって治療する方法もありますが、かなり高額な治療費がかかるということ、完治しない可能性もあるということ、また、コジロウのように高齢なワンちゃんには麻酔や手術に耐えられる体力がないなど、リスクが高いということも言えます。ですので、内科治療で病気の進行を抑えていくことが一般的です。
病気そのものは完治できないのですが、症状を和らげ、ワンちゃんの心臓や体の負担を少しでも軽減させてあげるのです。一度発症してしまうと、一生涯続けていかなくてはいけませんので、進行の状況や薬が効果的に効いているのかを定期的に診なければいけません。
その他、気を付けること
薬による治療以外に、やはり毎日の食事も気を付けなければいけません。心臓に負担のかかる塩分はNGとなりますので、塩分を控えた低ナトリウム食に切り替える必要があります。かかりつけの獣医さんからもアドバイスがあると思いますが、市販されている低ナトリウムドッグフードもありますし、手作りでのご飯を与えても良いでしょうね。
「飼い主はダイエット宣言しているのに決意が甘く、甘いモノを食べてしまいますが、コジロウは甘いモノが近くにあっても我慢できる意志の強いコです(^^;)」
また、適度な運動や散歩は大事ではあるのですが、心臓に負担のかかる過度な運動であったり、ドッグランで他のワンちゃんと興奮して走り回ることは絶対に避けなければいけません。
まとめ
コジロウは今まで心臓のことは全く問題はありませんでしたが、12歳という年齢を考えると何があってもおかしくない年齢でもあります。
歯周病検査の帰りに地元のペットショップに買い物に行きました。その時、ブレンハイムのキャバリアちゃんを連れた女性がコジロウを見つけて挨拶に来てくれました。
コジロウの年齢を聞かれたので「12歳」と答えると相当ビックリされていました。いつもワンちゃん連れの飼い主さんからはコジロウの年齢でビックリするので私と奥さんは慣れていますが、それだけコジロウは若く見られます。
その女性が連れていたキャバリアちゃんは9歳でした。そして可哀相ですが心臓病(おそらく僧帽弁閉鎖不全症だと思います)を患っていて、「この夏なんとか乗り切ったんです・・・」とおっしゃっていました。そのキャバリアちゃんはコジロウよりも3歳若いのですが、やはり病気だからか、表情はカワイイのですが、どことなく顔が疲れて見える、もっと言ってしまえば老けていました。
私たち人間も当たり前ですが、命あるもの、いつかは燃え尽きてしまいます。そのお迎えがくるまでどう生きるかががその人、そのワンちゃんにとって大事だと思います。私たち人間は自分たちでできることもありますが、ワンちゃんは飼い主が頼りの部分が大きいです。
いつかくる別れの時、コジロウに「一緒に過ごせて幸せだったよ」と思ってもらえるようにできる限りのことはしていかなければいけません。
まずは来週日曜日の定期検診行ってきます!!