いきなりですが、今回の記事は、犬を飼うと一生でどれぐらいの費用がかかるかをお伝えします。
・旅行に出掛けたいから犬を保健所に連れて行った
・ドッグフード買うお金がないからもう飼えない
・病気になって治療費が高額過ぎてもう無理
テレビ番組で、保健所に愛犬を連れて行く飼い主の言い分を聞くと本当に腹が立ちます。
犬の命をなんだと思ってるんだっ!!
殺処分ゼロは理想かもしれないですが、1頭でも多く、犬の一生を全うに愛してくれる飼い主の元に行ってほしいです。
これから犬を飼いたいと思っている人へ。
犬と生活するには当たり前ですがお金がかかりますので、私の場合ではありますが一体どれだけ費用がかかるのか参考にして頂ければ幸いです。
- 犬の費用は一生でこれだけかかります【自分が飢える覚悟で!!】
- 犬を飼うための初期費用
- 毎月かかってくる犬の費用
- 犬を飼っているとかかってくる病院系費用
- その他、かかってくる費用
- その他、思いがけなくかかってくる病院系費用
- 一生でかかる費用
- まとめ
犬の費用は一生でこれだけかかります【自分が飢える覚悟で!!】
あくまでコジロウ(現在12歳)を参考にですが、どれだけかかるかを先に言ってしまうと、
350~400万円です。
結構いい車1台分と考えても良いと思います。
それでは、なぜそれだけかかるのかを、詳しく説明していきたいと思います。
犬を飼うための初期費用
子犬を譲ってもらう、保護犬を受け入れる以外はペットショップで購入する人が多いのではないでしょうか。
私もコジロウはホームセンター内のペットショップで購入しました。生後2ヶ月で販売されていた時のコジロウは確か13万円でした。
その時私はきっと飼うならこの犬だなと「ビビビ」と来たのですが、本当に私に飼えるのか(当時は一人暮らしだった)しばらく悩みました。
そして一ヶ月後にまた来た時にまだ売られていなかったら飼うことにしようと決意しました。
一か月後・・・。
「まだいるーーー!!」
生後3ヶ月のコジロウは値引きされて販売されていました。これはもう運命、私がこの犬の一生を面倒みると決意し購入にしました。
・犬
115,290円
・保険、登録費、最低限のグッズ
56,230円
・とりあえずのドッグフード
1,260円
・ヤギミルクパウダー
348円
計:173,128円(税込)
当時のレシートがまだ残っていました。
2007年7月9日(月)だったんだなぁとしみじみ。コジロウを引き取りに行ったのはこの2日後の7月11日(水)でした。
上記以外にの費用として、首輪・リードといった散歩グッズ、クレート、ケージ、トイレマット、クッション等生活必需品がかかってきます。
というわけで、犬の購入費用等、ワンちゃんの販売価格にもよりますが、初期費用でおよそ20万円程度かかると考えて良いでしょう。
毎月かかってくる犬の費用
かわいいパートナーを迎え入れた後、毎月のようにかかってくるランニングコストがあります。
しかし今思い出すと、この時期は本当にかわいくて、会社に出勤している間は心配で心配で。コジロウは、私がはじめて飼った犬なので育てていくのに不慣れな部分もあったと思います。特にトイレの躾けは相当大変でした。
それでも、犬のための生活、犬との生活ってこういうことなんだなぁと実感しました。
ドッグフード・おやつ代・雑費
ワンちゃんの種類(大型犬・中型犬・小型犬)や、ドッグフードの種類によってかなり食費は変わってきますが、コジロウのような中型犬(8㎏前後)の場合、以下の通りとなります。
・ドッグフード代
7,000円
・おやつ代
1,000円
・雑費
2,000円
※消臭スプレー、おしっこシート等
計10,000円
ざっくりとした目安ですが毎月のランニングコストはおよそ10,000円となります。
1年で120,000円ですね。
コジロウは今12歳ですから、現段階で144万円は最低でもかかっています。
犬を飼っているとかかってくる病院系費用
毎年かかってくる病院系の費用として以下の項目があります。
・狂犬病ワクチン(代行手数料含め)
約4,500円
・混合ワクチン
約6,000円
※犬の場合、ワクチンは5種と7種があります。
・フィラリア
約5,000円
・定期検診
約10,000円
※コジロウの場合、若い時期は1年に1回でしたが、8歳ぐらいから1年に2回定期検診を受けることにしています。ですので今は1年で20,000円かかります。
病院でかかる費用は、年間およそ35,000円となります。
その他、かかってくる費用
去勢手術
犬の去勢手術は賛否両論ありますが、結果として私は去勢手術を選択しました。
・・・・・、あ、私ではなく、コジロウの去勢手術ですよ!!
将来的にガンなどの病気のリスクを減らすことができるという先生の説明に、悩んだ末に同意しました。
コジロウの場合、入院したので入院費、術後の通院費、処置代等含めると、去勢手術費用は、およそ50,000円でした。
トリミング代
あと必ずかかってくる費用としてトリミングがあります。これもまた犬種によってトリミングの回数が変わってくると思いますが、コジロウの場合は2ヶ月に1回トリミングします。
キャバリアは結構毛が伸びるのが早いのです。全身トリミングとシャンプーセット(肛門腺絞り、爪切り等)でおよそ10,000円かかります。コジロウの場合、皮膚が弱いのでハーブパックというオプションも付けるのでちょっと割高です。
というわけで、トリミング代は1年で約60,000円ですね。但し、2週間に1回のシャンプーは私が自宅のお風呂でやっています。少しでも節約できるところは節約しています。
保険代
保険に入るかどうかは飼い主さんによって考え方が違うので一概に入った方が良いとは言えませんが、コジロウは保険に入っています。
実はコジロウが6歳の時、白内障が発覚した2013年に急いで保険に入ったのですが、もちろん白内障手術時には適用されず、およそ100万円丸々自腹で支払いました。
保険に入っておけば半額は戻ってきたのですが・・・(>_<)
白内障手術を受けた時の記事はこちらから。
私が入っている保険は、アイペット損害保険の『うちの子ライト』プランです。
毎月3,150円かかりますので、1年で37,800円ですね。
その他、思いがけなくかかってくる病院系費用
犬を飼っていれば思いがけない事故や病気で出費が重なることがあります。
コジロウは、散歩中に他のワンちゃんから耳を噛まれ処置代といった治療費で10,000円かかったこともあります。
白内障手術で1,000,000円かかり、その後の定期検診は、今でも半年に1回通院し、診察代や目薬で20,000円程度かかります。1年で40,000円です。
また、歯周病で歯を抜いて100,000円近くかかりました。
(これは保険で9万円戻ってきましたが)
一生でかかる費用
ここまでで犬と生活するにあたりかかってくる主要な費用がわかりました。
コジロウは今現在12歳ですので、この12年間でかかった最低限の費用を算出すると、
【初期費用】200,000円
【ドッグフード・おやつ・雑費】160,000円×12年=1,920,000円
【病院系費用】検診等420,000円(35,000円×12年)+去勢手術50,000円=470,000円
【トリミング代】60,000円×12年=720,000円
【保険代】37,800円×6年=226,800円
12年でおよそ3,500,000円かかりました。
よって、コジロウのような中型犬で、一つの目安ではありますが、生涯かかる費用は最低でも、3,500,000円と言えます。
コジロウの場合、上記の金額に白内障手術・術後の定期検診や歯周病治療がおよそ1,200,000円かかっていますし、その他ちょっとした怪我や膝蓋骨脱臼の治療費がおよそ100,000円はかかっているはずです。
そうかぁ、最低でもコジロウに4,800,000円かかっているのだな。
まとめ
どうです?結構お金がかかるでしょう?!
犬との生活に憧れていた小生は、コジロウと出会い、今年で12年一緒に生活をしています。振り返ると色々な思い出がありますし、これからも楽しい思い出を作っていきたいと思います。
ただし。
「こんなにお金がかかると思わなかった~!!」
と思ったのも事実です。
それでもコジロウとのかけがえのない時間はお金じゃ買えないプライスレスなものなのです。
数字では言い表せない癒しと幸せをコジロウは、小生と奥さんに与えてくれています。仕事で疲れた時、夫婦喧嘩をした時(^^;)、何か辛いことが会った時、コジロウが私たちを笑顔にしてくれます。
こんなカワイイ笑顔で甘えてきたら疲れなんて吹き飛びますよ。
しかし、とても残念な現実問題で、犬のために支払いができない、お金の問題でかわいいワンちゃんを捨ててしまう事件も多々あります。
犬を飼うのであれば、自分が飢える覚悟を持ってほしいです。
そのぐらいの責任を持って一生懸命愛してあげてほしいです。ワンちゃんも自分の一生をかけてアナタを幸せにしてくれますから。
長文になってしまいましたが、これから犬との生活を考えている方、犬を飼うのにどれぐらいの費用がかかるのか知りたい方の参考になれば幸いです。