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デフフットサルとは?!ワイドナショーで紹介されました。

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デフフットサルとは?!ワイドナショーで紹介されました。

 

今回は、2020年3月29日(日)フジテレビ「ワイドナショー」の「視聴者が取り上げてほしいニュース」で取り上げられた、『デフフットサル』について書いてみました。

 

はい、一応フットサルやってますザキオノ(@loscluza12)です。

 

デフフットサル、そしてフットサル界が少しでも多くの方に注目されて発展していくことを願っています。

 

 

デフフットサルとは?!

「デフ」とは英語で「deaf」、聞こえない人、聞こえにくい人という意味です。ということで、デフフットサルは聴覚障がい者によるフットサルです。小生は以前、現湘南ベルマーレフットサルクラブ所属の久光重貴選手(※肺ガンと闘う現役フットサル選手)のイベントで、視覚障がい者のフットサルに参加したことがありまして、目隠しをしてボールを蹴ることがいかに難しいかを体験したことがあります。

 

 

 

その時に様々な障がいを持つ方のフットサルがあると聞いていました。デフフットサルもその時に知ったのですが、番組を見るまではすっかり忘れていました。

 

デフフットサルのルール

基本的には健常者のフットサルと同じルールです。

 

・試合人数:5人(フィールド×4人、ゴレイロ×1人)

・試合時間:20分プレーイング×前後半の40分

・ピッチサイズ:20m×40m

 

同じルールであれば、スライディングもありなんですね。

 

競技人口

・約400人(競技としてプレーしているのは約40人)

  

2019年デフフットサルW杯の女子日本代表の結果

スイスで行われたデフフットサルのW杯女子日本代表の成績は、5位だそうです。そんな好成績を収めているのに、あまり認知されていないのが現状です。

【女子日本代表予選】

11月09日(土) 日本 3-3 スウェーデン
11月10日(日) 日本 6-0 フィンランド
11月11日(月) 日本 4-6 ポーランド(ヨーロッパ王者)

予選リーグ2位となり決勝トーナメント進出。


準々決勝
11月13日(水) 日本 1-2 ブラジル
5-8位決定戦
11月14日(木) 日本 5-4 スウェーデン
5-6位決定戦
11月15日(金) 日本 6-2 ロシア

 

前回大会優勝国であるロシアに勝利して5位を勝ち取ったデフフットサル女子日本代表ですが、この結果は素晴らしいもので、これからの活躍も期待されるのではないでしょうか。

  

デフフットサル界の現状

聴覚障がい者がパラリンピックに出場できない理由が、

 

他の障がい者と違い、身体的なハンデがほとんど無い

パラリンピックよりデフリンピックが早くに開催されていた

 

ということもあり、デフフットサルはパラリンピックの競技に含まれていないとのこと。

 

更に、聴覚障がい者のみが出場できる4年に1回開催される国際スポーツ大会『デフリンピック』でさえ、競技人口が少ないなどの理由でデフフットサルはデフリンピックの競技に含まれていないそうです。

 

なので、デフフットサルの選手が目指す国際大会は、デフフットサルW杯のみということになります。

 

そして驚愕の事実が!!

 

番組のインタビューで、日本代表キャプテンの岩渕亜依選手が番組内で「これ言っていいのかな?」と前置きしつつ、

 

旅費は1人60万円払ってスイスに行きました

 

!!!!!

 

(※ちなみにデフフットサル女子日本代表キャプテン岩渕亜依選手は、サッカー日本代表の岩渕真奈選手とは全く関係ないそうです。)

 

日本を代表してW杯で戦うのに実費で遠征なんてとんでもないですよね。クラウドファンディングでも遠征資金を募ったそうですが、必要予算の20%もいかなかったそうです。

 

デフフットサルは、デフリンピック種目外のため助成金の対象外だそうです。スポンサーは徐々に増えているものの、遠征や試合は選手の自己負担とのこと。

 

しかし、今回ワイドナショーがデフフットサルのことを取り上げてくれたので、これから良い風が吹いてくれれば良いですね。 

 

 

 

 

 

 

デフフットサル情報

デフフットサル日本代表の情報は、一般社団法人日本ろう者サッカー協会の公式サイトで確認することができます。

 

一般社団法人日本ろう者サッカー協会 | JDFA | 一般社団法人日本ろう者サッカー協会オフィシャルサイト | Japan Deaf Football Association Official site

 

まとめ

デフフットサルに限らず、フットサル界自体が低迷している感は否めません。フットサルの競技人口は増加しているものの、見に行く観客動員数は年々減ってきています。

 

(そんな自分もFリーグを見に行く機会がめっきり少なくなってしまった。結果に対して絶対に原因はあるはず。そこがわかれば・・・。)

 

ワイドナショーのようなメディアでも取り扱っていただくことはもちろん、運営側の知恵や努力も必要です。

 

今回はデフフットサルにスポットをあてた記事になりましたが、Bリーグに負けないよう、フットサル界全体、選手の皆さんが精いっぱい活躍できて注目されるような環境になってほしいです。