うっす、ザキオノ(@loscluza12)です。
前立腺ガンの疑いということで、全身麻酔をして前立腺に直接針を刺して取った細胞を検査しました。
昨年の12月4日(水)に検査を行い、動物病院から報告書を頂いたのが、今年の1月5日(日)でした。
報告書を見てみると、報告日は昨年の12月18日(水)です。
うーむ、病理検査の結果を知りたかったのにこのタイムラグ・・・(;´Д`)
まぁいつもきちんと対応して頂いている先生なので、年末忙しいということにしておきましょうか・・・。
というわけで、備忘録的に病理検査の結果を記しておきたいと思います。
細胞診断書
初見:
前立腺からの細胞診標本を検査しました。標本中には少量~中等量の好塩基性変性蛋白成分を背景に、中等数の尿路系上皮性細胞が散在性もしくは小型~中型集塊を形成しながら採取されています。
これらの細胞は中型~大型で、多形性を示す少量~中等量の好塩基性細胞質と、中心性~偏在性・類円形~卵円形核を有します。核は顆粒状のクロマチンと少数の核小体を有します。
これらの細胞には核や細胞の大小不同、核/細胞質比のばらつき等の細胞異型性が軽度~中程度に認められます。激しい炎症や感染を示唆する所見は認められません。
「細胞が軽度から中程度異変が起きている」ということなのでしょう。
続きまして。
前立腺内貯留液の細胞診標本を検査しました。標本中には少量の血液および好塩基性蛋白成分を背景に、好中球を主体とした多数の混合炎症性細胞と、散在性もしくは小型集塊を形成する少数~中等数の尿路系上皮性細胞が搾取されています。上皮性細胞は中型~大型で、多形性を示す中等量の好塩基性細胞質と、中心性・類円形~卵円形核を有します。
核は顆粒状のクロマチンと時に明瞭な核小体を有します。これらの細胞には核や細胞の大小不同などの細胞異型性が中程度に認められます。好中球には核の変性は認められません。少数のマクロファージがごく少数の小型リンパ球も観察されますが、感染性微生物は検出されません。
診断・コメント
・前立腺:悪性尿路系上皮性腫瘍の可能性
・前立腺貯留液:悪性尿路系上皮性腫瘍の可能性、好中球を主体とした混合炎症
いずれの標本からも比較的強い異型性を示す尿路系上皮性細胞の出現が観察されます。同細胞による悪性腫瘍性疾患の存在を疑うものの、確定的ではありません。今後、診断を進めるには、組織生検や遺伝子学的検査を含めた更に踏み込んだ診断アプローチの実施が勧められます。
まとめ
病理検査でも、あくまで「可能性」という表記をするのですね。
「開けてみないとわからない」というのは人間のお医者さんでも一緒ですね。
コジロウは変形性脊椎症・関節症、白内障など持病はいくつかありますが、キャバリア特有の心臓病だったり、腎臓などは全く問題ないハイパーシニア犬でした。血液検査も全く異常無し。
それでも、前立腺ガンという大病に蝕まれてしまいました。今思えばちょっとした前兆はあったのかもしれません。
それを「歳だからそういうこともあるのかな?」と軽く考えてしまっていました。
とにかく今できることは何でもやる!!
コジロウの犬生を輝かせるために・・・、頑張ります!!
はてなブログをはじめる前からコジロウ専用ブログを作っています。
前立腺ガン発覚してからほぼ毎日日記的に更新しているので、こちらも参考にして頂ければ幸いです。
全てのワンちゃんに幸あれ!!